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予測不能を楽しむ。 いま、紐解きたいのは「ノンリニア思考」。

20210128ノンリニア_プロモNote記事

突然ですが、上の図をみてこの記事を書いているのはどんな人物なのか、想像してみてください。


どうでしたか?

いま、考えてくれた心優しい読者のみなさんは、すでにこの記事のテーマである「ノンリニアな思考プロセス」で、ある人のストーリーを想像して組み立てたんです。ノンリニアな思考とは一体どういうことなのでしょうか…?

さて、私(Yuko)が企画している2/18(木)開催の「紆余曲折な思考を紐解くーノンリニア思考」というイベント、名前の通り、かなりの紆余曲折を経て出来上がったイベントなんです笑! この記事で企画に至るまでの思考を一緒に辿りながら、テーマである「ノンリニアな思考」について少しでも興味を持っていただけたらと思います。

ノンリニアとは、紆余曲折のある選択をすること。

ここでは直線を意味する「リニア」の逆、非直線的な「ノンリニア」という言葉を使っています。このイベントでは世間体に囚われず、紆余曲折しながら人生や思考を自ら開拓している人たちのノンリニアな思考に焦点を当てていきます。

20210128ノンリニア_プロモNote記事 (1)

「ノンリニア」という単語について調べてみると、日本では映像編集の業界用語で「ノンリニア編集」といった言葉がよく使われていること、システム思考などの文脈と合わせて、「ノンリニア思考」という言葉もスタートアップ・イノベーション界隈で使われはじめていることもわかってきました。(英語圏では数学や哲学の分野でも使われていました。)

ノンリニアの解釈は分野や文脈で異なるので、今回は私がイベントを設計する際に「ノンリニアってこういうことじゃないか」と自分なりに考えたことをいくつか例としてご紹介したいと思います。

キャリアから見たノンリニア

ここでは私の経歴を具体例として紹介したいと思います。私は大学受験時、周りの受験モードをみながら、日本の入学試験の制度や就職などの集団的/社会的プレッシャーに対して強い違和感を覚えていました。

なぜ皆同じような進路に向かうのだろう?
私が本当にしたいことは日本の大学に行くことで叶えられるのか?

などさまざまな問いを投げかけ、自分がやりたいことに向き合いました。詳しくはまたイベントにてお話ししたいと思いますが、結局は進路を大幅に変え、大学はフィンランドに進学することになります。
その後は特定の地に留まらずヨーロッパを5年間点々とします。今振り返ってみると、無意識に、気づいたら周りの誰とも被ることのないノンリニアなキャリアを築いていました。

ノンリニアな発想 

たとえば、机が汚くても仕事がはかどったり面白いアイデアが生まれたりするという人もいます。この一見すると非論理的な発想や傾向もノンリニアと言えると思います。ぐちゃぐちゃのノートから、想像もしなかったようなアイデアが生まれる瞬間もノンリニアな思考からくる創造性ではないでしょうか。

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なぜノンリニアな思考を紐解きたいのか?

いくつか例を出しましたが、ここでは「リニア」と「ノンリニア」を優劣や良し悪しで線引きしたり、定義したりすることはしません。日常では、リニアな発想が必要な瞬間と、ノンリニアな発想が必要な瞬間の両方があると思うからです。

しかし私たちは気づかないうちに、既存の仕組みや思考の傾向をリニアな構造に落とし込み、思うがままに考え行動したり、クリエイティブになることを遠慮しているのかもしれません。 

何かをわざわざ選択してノンリニアに生きることは、一般的には回り道に見えるかもしれません。でもそこから多くの学びと失敗を経験し、誰が決めたものでもないオリジナルの思考プロセスを経て、本来の自分自身が求める豊かさを追求できるのではないでしょうか? 私自身、何も情報がなく、ましてやうまくいく確約がない進路をわざわざ選びましたが、実際には多くの学びがありました。

このイベントを通して、ノンリニアに思考し生きてきた方の頭の中を遠慮なく覗かせていただき、その思考プロセスとそこから得られる学びやジレンマについて、参加者の皆さんと一緒に紐解き考えていきたいと思ってます。

もしかしたら当の本人はその時は意識してノンリニアな選択をしていないかもしれません。だとしたら余計に、どうしたらそういう発想が生まれるのか、なぜなのか、知りたいと思いませんか?(その先には予測不可能な発見が待っているかも・・・もしくはカオスになるかも?)

初回はリサーチャー&コーディネーターの高橋アレックスゆきおさんをゲストとしてお招きしています。彼の思考を紐解きつつ、皆さんが考える「ノンリニア」についても一緒に議論できたらいいなと考えています!

イベントの詳細と申し込みはこちらから!オンラインにはなりますが、ぜひ皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。


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