両親との関係が上手くいかなかった時代、その違和感に付く名前はまだ誕生しておらず、親とはこんなものかと思って反抗期を迎えたのだが、しばらくして「DV」「虐待」「ハラスメント」なんて言葉が目につくようになり、ああ、これウチの父親だわ…となった頃にはもうとっくに親とは離れて暮らしていた。

最近では「毒親」なんて言葉も誕生して、こんな2文字で両親の特徴をまとめる事が出来て、うちの親も随分とスッキリ片付いたなと複雑な気分だ。

うちの父親は物理攻撃に特化したバーサーカー（狂戦士）タイプで、衰弱以外の倒し方がまだ見つからない。一緒に暮らしていた時は何度寝込みに○してやろうかと思ったか計り知れない。

孫が出来て少しは変わったかと思ったが、その孫の成長過程を知ると「施設に入れろ」だの「生活保護を貰えるように手続きしろ」だの、コンプライアンス無視のド直球を投げてくる。

親の執着心や支配欲は現在進行形で異常だ。
悲しいかな、未だに両手に武器を持ったバーサーカーのままだ。

こんな父親は「毒親」という2文字で小さく畳んで海馬の奥にでもしまっておけばいい。

魔封波が使えるなら炊飯器にでも閉じ込めてそっとお札を貼って封印すれば尚良しだ。

親に対して「変わってほしい」なんて悲しい気持ちが溢れた時は、般若心経（テクノバージョン）をSpotifyで聞いて乗り切ることにした。

般若心経は執着心を無効化する。
私自身の親への執着心を捨てよう。
南無。

ちなみに、孫に対する執着心を無くしてもらいたくてバーサーカー本人にも般若心経をお薦めしたら、
「なにを偉そうにクソガキが！ワシは孫の事を想って毎朝般若心経を唱えとるんじゃ！」
と殴られそうになって、コイツ無敵じゃんってなったw

お元気で