『ワンダーウーマン』午後ロー予習ーマン。

 あけましておめでとうございます、本年もよろしくお願いいたします。
 そんなわけで、えー新年一発目の午後ローは『ワンダーウーマン』と。
 こりゃまためでてえでげすな。
 今でこそアメコミヒーロー映画というジャンルにおいてマーベルは超有名でござんすが、二十年ぐらい前まではDC側の圧勝だったよね。とはいえ有名なのは『スーパーマン』と『バットマン』ぐらいだったけれど。九〇年代から二〇〇〇年代にかけて上記二社以外のレーベルからもヒット作が出現、その後映画化という流れができ、アメコミ原作映画の裾野が広がった印象がある。イメージコミック『スポーン』やダークホースの『ヘルボーイ』あたりが代表的だろうか。他には『ジャッジ・ドレッド』『クロウ飛翔伝説』とかとか。
 マーベルも二〇〇〇年代後半ぐらいから、アイアンマンやらハルクやらマイティ・ソーやらキャプテン・アメリカやらを主軸にMCU構想を打ち出し人気に。それまではスパイダーマンとX-メンばかりが注目されていたマーベルでしたが、それ以外のヒーローたちがにわかに脚光を浴びる形になったりして、レーベル全体としての人気が高まりつつあった感じですかね。その間もDCはノーラン版バットマン三部作にスーパーマンリターンズと、二大巨頭体制はあまり変わらず。コンスタンティンとかキャットウーマンとかウォッチメンとか個人的には好きだけど、継続的なシリーズとして人気のあるタイトルをDCも望んでいたと思われる。
 そんなわけでDCもMCUに対抗してDCEUなる構想を打ち立てアベンジャーズと争う格好でジャスティスリーグをリリースしたものの思ったように人気は出ず、結局単体作品の質を高める方向にシフトした様子。その契機ともなったのが、本作『ワンダーウーマン』のヒットだったとか。シリーズとしては続編『ワンダーウーマン 1984』まで作られている。三作目に関しては色々と年末に噂が流れてきたものの、真相は不明。そんな感じ。
 とにかく、美しく格好いいガル・ガドットが走って跳んで回ってパンチしてキックしてパンチして跳んで回ってジャンプしてパンチしてキックして暴れ回る。クリス・パイン他もちゃんと活躍する。
 新春にふさわしい活劇ということで、今年もよろしく。

 

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