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『正直、ライターとして生きるのしんどいな』そう思った方へ。

ライターって大変ですよね。

知りたくもないジャンルを書かされて、やりたくもないジャンルを書かされる。何なら低単価...こんなしんどい仕事ってあるでしょうか。

一方で、ディレクターとかメディア運営者とかはいいですよね。人に書かせて、自分は何も書くことはない。記事の精査だけして、ライターよりも時給がいいんだもん。しんどすぎ。

...こんな感じでしょうか。

実際、ライターって本当にしんどいなって思います。私もライティングの仕事、この1年間続けてきました。でも、時間の切り売り感がすごくて、やる気がなくなることだって一度や二度どころの騒ぎではありません。

私はTwitterで弱音を吐かないようにしてますが、結構辛いなって思うこと多かったです。まじで。

現実逃避しようとTwitterを開けば、先輩ライターは「〇〇が正解」「〇〇やるなんて」ありえない。なんて言ってる。

「わあ...自分ってライターとして全然向いてないんだな...」

そう思ったことが何度もありました。

...でも同時に思ったんですよね。

「そんなプロ意識がたくさんある人たちに仕事依頼できたら最高じゃない?」って。

逆転の発送じゃないですか?それだけプロ意識がある人、発信をしている人であれば絶対に仕事が円滑にできるはず。さらに、きっと修正のないピカイチな記事を提出してくれるんだろうなって。

だから、自分がディレクションに最短で駆け上がって、彼らに仕事を任せればきっと僕はハッピーになれるだろう。

ということで、「辛い辛い」という感情を押し殺しながら、私は寝る間を惜しんでライティングをし、独立してほどなく、3ヶ月ほどでディレクションの仕事を獲得。

その後しばらくし、匿名のツイッターアカウントで、仕事の依頼をかけることに成功したのであります。(性格が悪い。)

現実は...甘くなかった!!!!!!!!

私のモチベーションはより楽に稼ぐこと。

その一点のみでディレクションへの道のりを爆速で歩んで(走って?)きました。その結果わかったのは、先輩方の中には、ポジショントーカーがいるという当たり前の結果でした(知ってた)。

Twitter上で、めっちゃ有能そうなライティングスキルを呟いている割に、実際に仕事を依頼してみると(私は仕事を依頼するときも影のアカウントで依頼してたりするので、多分誰もわかっていません。笑)、初心者の方がきっともっとちゃんとリサーチしているよ、と言わんばかりの記事が出てきたり...。

・アウトラインになんで「H2:〇〇」って入ってるの?僕はどこを見ればいいんですか...。
・えええ!冗長表現だめって言ってたよね?なんで死ぬほど冗長表現入っているの?嫌がらせすか...。
・待って待って待って?この構成って何狙ってるの?え?KWドコニイッチャッタノ。

そんなことを僕に思わせる事件が発生したのです。

「...修正多し!!!!!(自分で直した)」

つまり、私の『仕事ができる人に依頼をすれば、きっと楽になるだろう』戦略は大きく失敗してしまったのです。

大丈夫!辛くなるな!大体みんなそんなできてないから

そんなこんなで、Twitterはただのブランディングであり、発信内容が素晴らしくても実態が伴っていない人は多いんだなと思いました。

もちろん、全てがみんなそうではないですよ。

今でも尊敬している人はいるし、すごいなってライターさんもいる。でも、Twitter上の皆々さんがそうかというと、そうではない。

Twitterはついついフォロワーという数字で、その人がさも「凄そうに」見えてしまうことがある。でも、個人的な感覚として、数字に見合う実力を持っている人はそう多くはない。

だから、別に有名そうなあの人と自分の「ライター感」が違っていたっていいのです。あの人が言う通りのライターじゃなくって大丈夫。

安心してくれ、大体みんなできてないから。

...そして、この言葉はもちろんこの私にも跳ね返ってきます(笑)

そもそも、ライティングが上手って誰が決めるの?

誰が「この人の文章はうまい」を決めるのでしょうか?

メディアのディレクター?本の編集者?他には...と並び立てても仕方ありませんね。

読者のみ知る世界でしょう。

例えば、文章があまりうまくない僕ですが、もしここまで離脱をせずにこの文章を読んでくれていたとするならば、この文章はきっとここまで読まれる価値のあった文章なんだと思います(?)。

最近、ある人のメルマガを読みました。SEO記事と、セールスレターは違うとかそんな話は置いといて、その文章、めちゃくちゃ僕にとってはためになる文章だったし、長いのに一瞬で読んじゃいました。

でも、デキル編集者さんに聞いてみると、その文章はダメダメだって言うんです。「やっぱ受け手によって違うんだな〜」なんてそう思いました。

すべての言葉遣いが綺麗で、誰にとっても読みやすい。そして、誰しもが最後まで読んでしまうような文章。そんな文章、本当にあるんでしょうか?

もし僕と同じで「無い」という結論に至るなら、ライター、まだ諦めなくてもいいかもしれません。

多分あなたが書いた文章をよいと思ってくれるディレクターはいるし、読者はいる。そんな人が存在している可能性がある限りは、ライター、続けてもいいと思うんです。

※ただ、もちろん最低限の文章力はつけましょうね!!
 お互い頑張りましょう。

ただし、ライスワークとしてのライターはやっぱ『しんどい』

とはいえ、ライターとして時間を切り売りする限りは、やっぱりクライアントの「指摘」が正解になってしまうんです。

だからクライアントワークをする限りは、自分が正しいと思ったことを否定されたとしても、ニコニコとご指導ありがとうございます。と言っているほうが正解です。向こうも仕事がやりやすい。

でも、そうしたことを続けていると、やっぱ辛くなってくるんです。「あれ...自分の方が正しくね?」という感情が爆発してしまうと、ライターやめたい。しんどい。となるわけなんですよ。多分。

そんなこともあって、僕は現在でもプライベートでこうやって文章を書くことはありますが、ライターとしてのクライアントワークは、月に多くて10本程度にしています。

じゃあ何をすればいいの?

一度だけ...人生で1ヶ月だけライターをガチってください。

いいですか、この期間は、将来ライスワークとしてのライターをやらなくて済むために使う1ヶ月間です。だから、感情を排除して仕事をしてください。もう、あなたはロボットなんです。そう思ってください。

それで1ヶ月だけライティングにひたすら取り組んでみてください。いろんなフィードバックをもらってください。ロボットだから、もらった修正通りに直して行きます。

ロボットですから、同じ修正は二度繰り返さないようにします。ロボットだから、どんな修正がきても応じます。

(コノキカンツイッターハヤメルトイイデショウ)

そして1ヶ月経ったら、感情を前面に押し出してみましょう。

...どうでしょうか?

もし、あ、わりかしいけたなと思うのであれば、これを繰り返して実績を積み重ねます。営業をして、記名記事を取得します。そして、実績を積み重ね、ディレクションの仕事を獲得すればよいのです。

もしダメだなと思ったなら、ライターやめましょう。他にもきっとあなたにあった仕事はあるはずです。

ただし、感情を押し殺してライターを続けることが、最終的にはライターを抜け出す大きな武器となります。

私は、ライターから始めて、最終的にライターから抜け出す。そんな戦略をとりました。

...皆さんはどうされますか?

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