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人材開発・組織開発のイメージ…一人ひとりが保有する才能を開花させる畑づくり 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

 日頃取り組んでいる人材開発・組織開発の仕事は「畑づくり」、もっと細かく捉えると「土づくり」みたいな印象です。

 見ている人が喜ぶような花を咲かせる…一人ひとりが保有する才能を開花させるためには、良質な畑・土が必要になります。
 花で例えると、新卒者は、種(苗)の状態だと思いますが、採用する時、受け入れる時は、まだどんな花が咲くのかわからない、恐らく「こんな花が咲くのでは…」と手探りで進めていることが多いのではないでしょうか。
 同じような種(苗)でも、一つ一つ特徴がありますし、それぞれの成長スピードも異なります。

 多様性の時代と言いながら、できるだけ同じような花を咲かせたいという組織も存在します。勿論?様々な花を咲かせたいという組織も存在します。
 畑や土も同様で、同じような花を育てることに適した畑(土)もあれば、様々な花を咲かせることに適した畑(土)もあります。

 また、できるだけ早く咲かせたいという組織もあれば、一つひとつの特徴を見ながら丁寧に育て、他には無い花を咲かせたいという組織もあります。
 これも同じで、それぞれに適した畑(土)があると考えられます。

 さらに、育てる過程においても、今後の天候(環境)を予測して、変化に対応できる畑(土)でなければ、折角、「芽が出た」「蕾を持った」「花が咲いた」と喜んでいても直ぐに元気がなくなってしまうかもしれません。
 環境は絶えず変化しています。同じ畑(土)でもこれまでと同じように花が育つとは限りません。

 少子化が進む中で、種(苗)が希少な時代が訪れつつあります。
 畑(土)に適した種(苗)だけしか育たない…では、全体の生態系が維持できないのではないでしょうか。

 種(苗)だけを見ていいても、畑(土)だけを見ていても、魅力的な花が咲かない時代になりつつあります。
 もう少し相互(セット)で考えないと、見ている人が喜ぶような花を咲かせることが難しくなっています。
 様々な組み合わせを考えなければ、未来は作り出せません。

 次の世代でも、素敵な花が咲き続けるような畑づくりを心掛けたいですね。

<ヒューマナイズ通信 2023.10.18掲載 一部修正>
 https://humanize.co.jp/

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