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「ママの笑顔が大好きだよ」

長女と末っ子を6学年差で産んでしまったせいで、
卒園式・卒業式・入学式2回連続という、
何とも慌ただしく忙しい春が終わりました。

GWになり、ほっと一息。
振り返ると、もう既に今年の3分の1が
過ぎ去ったことに驚かされます。
今年は時間が経つのが本当に早すぎる。

この春、一番心に残ったのは末っ子の卒園式です。

卒園式では、子どもが卒園証書を授与された後に
親が後ろで控えて子どもの証書を預かりますが、
その際に、みんなの前で子どもから親に一言だけ
感謝を伝える流れになっています。

他の子は、
「美味しいご飯を作ってくれてありがとう」とか
「毎日一緒に寝てくれてありがとう」とか
「お迎えに来てくれてありがとう」
とママに伝えていました。

それを聞いて焦ります。
どうしよう。私、全部ちゃんとやってない。
ここ2年程は転職続きで、慣れない仕事や環境に
馴染むのに必死だったので、
碌なご飯を作ってなかったし、
寝かしつけも放棄していたし、
お迎えもほとんど主人にお任せしていました。

母親らしいことは何もしてないから、
何も感謝されることはないような気がして、
私がここに立って子供からの言葉を待っていいのかと、
私ではなく旦那さんに任せるべきだったのではないかと、
本当にこの場から逃げ出したい気持ちでいました。

タイトルは、そんな気持ちでいた私に
証書を持ってきてくれた末っ子が
みんなの前で伝えてくれた言葉です。

私はママとして、いつも子どもに尽くしてはいないし、
いつも日々を忙しく過ごしてしまっているけど。
ママが笑顔でいるだけで大好きだと、
私を許してくれている子どもの優しさに、
感銘を受けてしまいました。

ママが笑顔でいられたら、
それだけで子どもも嬉しいとしたら。
私は子どものためにも幸せにならなくては。

子どものためになることだけをするのが母ではなくて、
一人の人として幸せになること。
自分の人生を幸せに生きること。
それを子どもが望んでくれていると
気づかせてくれました。

保育園の担任の先生が、謝恩会の二次会で
「ママへの言葉はいい言葉でしたよね。
自分ですぐに考えてくれたんですよ」と
褒めてくれたことも嬉しかったです。

可愛い末っ子の優しい心を、
自分自身で考えたことを言葉で伝える力を、
私も見習いたい。

時に、子どもから教えられている母は、
いつもできるだけ笑顔でいられるように
努めることを約束したいと思います。

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