【DTMクラシック】フンメル/ピアノと管弦楽の為の序奏と華麗なロンド イ長調, Op.56

打込み音源
ヨハン・ネポムク・フンメル作曲
ピアノと管弦楽の為の序奏と華麗なロンド イ長調, Op.56(1812出版)

Op,127のロンドに続き、ピアノと管弦楽のためのロンドです。

この時期ハイドンの後継者としてエステルハージ宮廷の楽長職を辞して、 1811年に再びウィーンに戻った後フンメルはピアノの公演は行わず、ピアノ曲、室内楽曲、劇音楽の作曲家として大いに活躍していました。当時の人気と知名度はベートーヴェンを凌いでいたそうです。フンメルは音楽家としての本来の演奏や作曲といった活動を柱とすべくウイーンに戻ってから4年もの間こうした多忙な生活を続けていくことになります。

フンメルの代表的なオペラやバレエ音楽は、この時期に作られたものです。
この曲はそんな作曲家活動続けていたフンメルにピアノ演奏の才能を高く評価していた妻エリザベートが強く勧めて作曲された曲で、自身の演奏でウィーンで初演され、華麗なピアノテクニックによって大評判になるきっかけとなった曲です。フンメルのピアノ大家としての道はここから始まるのです。


Johann Nepomuk Hummel
Introduction and Rondo brilliant in A,Op.56

Sequenced by Hummel Note
Sequencer:SSW9 Lite
Score creation:Music Pro Windows Plus
Sound:GARRITAN PERSONAL ORCHESTRA 4/ARIA

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