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一音目が否定されずに受け取られる空間で、自らを取り戻す

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2015年5月の記事一覧

としまアートステーションZ、おとなのための時間を気にしなくていい準備室

雑司ヶ谷駅直結の千登世橋教育文化センターの一角に、としまアートステーションZ(「Z」は雑司が谷の頭文字。)はある。

「豊島区民をはじめとする様々な方が、自分たちの手でアートを生み出す小さな拠点」をたくさんつくろう、という「としまアートステーション構想」の一番初めのモデル拠点である。運営は2013年設立の一般社団法人オノコロ。文化や芸術をチャンネルとして「市民が自発的な活動を継続的に行える仕組み」

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釜ヶ崎芸術大学 一音目を否定しない空間

2014年9月21日(日)

森村泰昌は、横浜トリエンナーレの芸術監督を引き受け、華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある、に挑んだ。行政が取り扱うには難しいテーマ。総花的にせず、信念を曲げないで提示してきている。

10時半晴れ、桜木町からの長いアプローチでメイン会場、横浜美術館に着く。正面右手にブルーシートテントがあり、この土日2日間だけ立つ釜ヶ崎芸術大学の「たきだしカフェ」であることが

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