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まだ読んでません日記 | 15分で考える音楽以前のこと(24)

積ん読のことです。

躁鬱!鬱々!躁!鬱鬱!と繰り返して、今も元気に暮らしている。元気に暮らしてはいるが、脳みそが薬でボヤボヤしていると、活字が頭に入ってこない。鬱のときは「グゴポポポ…」と重いまぶたと余計な思考に邪魔されて、読めない。躁のときは「カカカカカ!」と脳がクロックアップして文字がツルツル滑り、読めない。どっちにせよ読めないので、積ん読が増えていく。

まあ、本というものは最悪、読まんでもよろしい。買うだけでよろしい。読めるときに一気に読んだらよろしい。趣のある本棚が構成されればそれでいい。ただひたすらに、興味を具現化していくのです。心象世界を物理的に展開していくことは、私がこの世でできる数少ない美しい行為の一つです。

そしていつか訪れる、ドバっと活字が入ってくる日に備えている私。ページを開かれるのを待っている本たち。

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大学じゃないのに大学を名乗る者どもがとにかく苦手なのだけど、躁鬱と名のついたものは片っ端から読んで、他の人のことも知ってみようと思って買った。坂口さんと、彼が双極性障害であることは10年くらい前から知っていたが本を買うのは初めて。顔と髪型が非常にかっこいい人だ。読んでません。

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森見登美彦が、またしても四畳半について書いた小説。森見登美彦は全て読みたいので買った。ハードカバーで、でかい。こういう装丁は気を抜くと本の端っこがボソボソになってしまう。読んでません。

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音楽として表現する前のことを書き残しておこうと始めたこの #15分で考える シリーズ、実際に「音楽以前」というタイトルで新書が出ていたので買った。昭和53年の本。音と民族、音から音楽への発展について書かれているらしい。こういう本もたくさん読んでいきたい。でも、読んでません。

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自分もコロナ禍の日々を記録しておこうと思ったが、2020年の春はそんなことすらできないほど、世間も私も、私のマンションも本当にひどい有様だった。下に住んでる人がコロナのストレスと自宅勤務で、私の部屋へ苦情を入れてきたのだ。おかげで忍び足での生活が上手くなってしまった。せめてもの時の流れに対する反抗として、いろいろな人のコロナ禍日記をまとめたタバブックスの本を買った。買ったのですが、読んでません。

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いま「ワートリ」が熱いらしい。近所に住む友人が「読むだけでスプラトゥーンやApex Legendsのようなチーム戦がうまくなる」とゴリゴリと勧めてきたので、なんとなく借りてきてみた。ほぼ全巻かしてもらったけど、12巻までしか読んでません。大規模侵攻が終わって、ランク戦のところ。

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その下の本も読んでないし、その下の本も読めてません。明日には全て読むかもしれないし、読まないかもしれません。腑に落ちませんか?

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