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【就活生の企画力を鍛える!】企業のバレンタインキャンペーン戦略🍫

こんにちは!なめこ🍄です!
以前恵方巻に関する記事を上げましたが、
【ニーズ思考を鍛えよう】恵方巻の名付け親はあのセ〇ンイ〇ブン?|ヒュープロ note |2024新卒が発信

今回は2月のもう一つのイベントであるバレンタイン🍫について書いていこうと思います!

日本においてバレンタインといえば多くの人がチョコレートをイメージしますよね。この間、大阪梅田の百貨店に行ったのですが、バレンタインフェアでそれはもうたくさんのチョコレートのお店が出店していました。見ているだけで幸せになります…。

2023年、阪急阪神百貨店の阪急本店は、バレンタイン関連の売上高が29億円となり、2020年の25億円を上回って過去最高を更新しました。今や、バレンタインデーに売れるチョコレートは、1年間のチョコレート総売上げの10%ほどを占めているといわれます。この約1か月のイベントがチョコレートをはじめとするお菓子メーカーの売上を左右するのです。

さて、日本では多くの人が「バレンタインはチョコレートを贈る日」として認知しています。しかし、このバレンタイン=チョコレートというのは、企業によって仕掛けられた戦略であるということをご存知でしょうか…?

企業が仕掛けたバレンタインのチョコレート販売戦略、一緒に見ていきましょう!

1,バレンタインの由来

バレンタインはもともとは宗教的な意味合いが強く、聖バレンタインを悼む日でした。 しかし14世紀ごろになると、恋人たちの日として定着します。

理由については諸説ありますが、3世紀ごろのローマ帝国では、もともと2月14日が女神ユノの祝日だったことと関係していると考えられています。 ユノはローマ神話で結婚や家庭の神とされており、聖バレンタインの伝説と結び付き定着したイベントだというのが有力な説とされています。

2,バレンタインデーに女性からチョコを贈るのは、日本…だけ!?

日本ではバレンタインデーといえば、女性から男性へチョコレートを贈る日になっていますが、世界を見回せばバレンタインデーは基本的にプレゼントを贈りあう日です。

例えば、ヨーロッパのバレンタインデーは、男性から女性へも、女性から男性へもプレゼントを贈り、チョコレートに限定されず、花やケーキ、カードなどその内容はさまざま。

また、タイでは男性から女性にバラの花束を贈る日で、バレンタインデーに合わせて入籍する人が多いといいます。

国によって、さまざまな顔をみせるバレンタインデーですが、どうして日本では、今のようなイベントとして定着するようになったのでしょう。

3,お菓子メーカーが仕かけたバレンタインキャンペーン戦略

日本に最初にバレンタインデーを紹介したのは神戸の洋菓子店モ〇ゾフだっとと言われています。

2月14日に愛する人に贈り物をするという欧米の習慣を知ったモロゾフの創業者が、この素敵な文化を日本を広めようとしたのです。

1936年、モ〇ゾフは英字新聞に「バレンタインにモロゾフのチョコレートを贈りましょう」という広告を出しました。しかし、ここではバレンタインデーにチョコレートを印象づけるほどの成果は得られませんでした。

バレンタインデー戦略が本格化したのは戦後。
まず1956年に不〇家がピーナッツ入りハート型チョコを用いたバレンタインセールを開始しました。

続いて1958年、メ〇ーチョコレートが「女性から男性に告白しよう」とキャンペーンを開始しました。その翌年はハート型チョコレートを販売しました。

しかしその努力も空しく、伊勢丹新宿店でフェアを始めますが初回は50円の板チョコ3枚と20円のメッセージカード1枚が売れただけという結果に終わりました。

1960年代に入ると、百貨店はもちろん、多くのお菓子メーカーがバレンタインデーを積極的に打ち出すようになりました。

森永製菓が新聞広告でバレンタイン企画を行ったり、ソニープラザがバレンタインフェアを開催したりと、お菓子メーカーの戦略は続きます。

またこの頃から「女性〇身」などが「女性の告白の日」としてバレンタインデー特集の記事を毎年組むようになり、大手菓子メーカーが本格参戦し、バレンタインキャンペーンは広まっていきました。

そして70年代に入った頃、ついにお菓子メーカーのこれまでの戦略が実りはじめます。メーカーが仕掛け、メディアが広めた結果、バレンタインデーのチョコレートが広まり、「好きな人にチョコレートを渡して告白」という流れが生まれていきました。

30年以上の月日を重ね、ついにチョコレートは、バレンタインデーの主役の座を得たのです!

また、1980年代には全国飴菓子工業組合が3月14日を「ホワイトデー」と名付け、80年代からキャンペーンをはじめ、こちらも定着していきました。

4,様々な○○チョコの登場

その後のバレンタインは○○チョコが様々登場しました。

1980年頃には「義理チョコ」が登場し、
お友達同士でチョコレートを贈りあう「友チョコ」、
自分のごほうびにする「自分チョコ」、
男性から女性にチョコレートをあげる「逆チョコ」など、
バレンタインデーのシーンもどんどん広がっています。

当初、バレンタインキャンペーンは「恋人同士や告白しようとしている人」向けなど、「恋愛」の要素が強かったようですが、今は友達から先輩後輩、家族などへあらゆる人へ感謝を伝えるイベントにもなっていると思うので、全ての人が参加できるイベントになっています!

もしも、日本のお菓子メーカーにバレンタインデー戦略がなければ、
ここまでのチョコレート需要を生み出していなかったことでしょう。

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バレンタインデーだけではありません。
クリスマスに父の日、母の日、ひな祭り……と
一年中いろんなイベントで多くの企業が消費者の意識を探り、
様々な工夫をしながら戦略を練り、市場を開拓しているのです。
現在就活中の学生さんは「企業目線」を意識して、
自分だったらどんな記念日にどんな商品を売ろうかと作戦を考えてみてはどうでしょう。ESや面接で生かせるかもしれません!

ここまで閲覧いただきありがとうございました!
次の記事も読んでいただけると嬉しいです!

#ヒュープロ
#25卒就活
#バレンタイン
#チョコレート
#企画力

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