あれから9ヶ月

今月は2024年2月、日本でコロナが五類に移行して9ヶ月くらいになります。五類に移行してから様々な出来事がありました。

5月から7月はメジャーリーグの大谷翔平選手の話題、7月から8月は中古車販売のビッグモーターの事件、8月から9月は国際スポーツ大会の連続、水泳、陸上、バレー、バスケ、ラグビー。10月から11月はプロ野球阪神タイガースのアレとアレのアレ、12月は自動車メーカーのダイハツの不正、1月は北陸日本の地震災害、トヨタ自動織機のディーゼル車の不正、自称桐島聡容疑者の出頭、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんの裁判、がありました。

スポーツではトヨタがWRCで総合優勝をして、Jリーグ浦和レッズが世界のクラブチームで世界第4位になり、F1でレッドブルホンダがチャンピオンになりました。

エンターテイメントではフロムソフトウェアが8月25日に発売した「アーマードコアVI」が280万本を達成して、夏にSwitchで「F-ZERO 99」が配信され、2023年4月期にアニメ「推しの子」がヒットして、2024年1月26日に「龍が如く8」が発売しました。

2023年5月から空気の粘りが少なくなり、空気が冷えて乾き薄くなる日が続いていて時間が進むのが速くなったような感覚があります。パリオリンピックも2024年7月から8月に控えていますので、その日のために速く回そうとしているのかもしれません。時計の針も爪先が細くなって、太陽の傾きに対する角度の感度が高くなっているのかもしれません。基準となるような振り子時計の振り子の往復する間隔も狭くなり、ストップウォッチのラップを数える回数も増えているのかもしれません。

経済の観点から見ると、アメリカのテイラーの「科学的管理法」を毎日行っているような毎日です。科学的管理法は工場でのライン作業員の能率的な労働のために考えられたもので、今だと労働搾取になる部分がある理論です。2019年から2023年の間にコロナワクチンの供給が想定した通りにいかなかった反省から、個数や人数や回数など、「量」をいかにこなすかということだと思います。

日本の経済界は今の時代でも経済はアメリカで、オランダやイタリアやドイツやフランスの経済は「アメリカ的でない」ということでしょう。

オランダのように「休憩時間」を増やしたり、イタリアやフランスのように「競争」をしない領域を作ったり、ドイツのように「客観性」を作るのでなければ、
アメリカの経済は休憩時間を無くして、競争を増やして客観性を無くしていくという様式なのでしょうか?

競争が多いからカブるカブせるも多いのがアメリカなのかもしれません。日本なら免許証や集合写真、遺影などから枠に沿っているかどうかで、枠に沿っている=囲まれた中でどう成果を出していくか、ということでしょうか?

個人的には午前9時から午前11時の間と午後7時から午後9時の間の時間が進むのが一日の中で最も速いと感じています。テレビなら芸能や飲食のコーナーが始まる午前6時40分から午前6時50分が最も速く感じられます。体感的な話になりますが、最も時間が速く進むと感じられるのはコーナーが多くてコマの数が多くてマイクを回す人数が多い時間でした。午前6時40分から午前6時50分だと鉄道で、始発電車が出発する時間だからなのかもしれません。午後7時から午後9時は終電が出発する時間だからなのかもしれません。

宗教における休みは、ユダヤ教は安息日として日曜日、イスラム教はヒジュラ暦で9月頃、イスラム教に馴染みのない人の言葉で表すなら「猛暑日」、にラマダンとして日中は断食、に対してキリスト教は日曜日に学校に行ったり、3月から5月頃にイースターとして復活祭を開催したり、その休みに対する扱いも宗教対立の理由なのかもしれません。仏教なら4月に花祭りを行います。中東の戦争もそういった安息日やラマダンの時に攻撃を加えることで始まるから終わりがないのでしょうか?

2011年から2023年でテレビのスポンサーが「生意気な人間が増えた」と言って、テレビで上下関係を映すことも増えました。自転車のヘルメットの着用も義務化されつつありますので、帽子をかぶったような髪型をする人も増えました。

2019年頃からのコロナ禍の影響なのか、テレビやインターネットなどのニュースメディアで「遅れを取っている」という文言が多くなりましたが、遅れという言葉は相手がいるから成立することで、自分が陸上を移動しているのに相手がヘリコプターなどで陸上以外を移動していたら、相手は陸上というフィールドを無視できますので、遅れを取り戻すのは大変厳しいとは思います。

東京のメディアが遅れを主張しているとしたら、東京以外のメディアにしてみたら、「相手より不利になっているのにそのまま走っていたら巻き返せないだろ」ということだと思います。

遅れを周回数や走行距離ではなく、走行区間の走行タイムで計測したり、相手より短い距離になるようにして遅れを帳消しに出来たりすればいいかもしれませんが、「平等公平な勝負でなくなる」からやらないでしょうね。

「フェアネス」や「正々堂々」という言葉も良く聞かれるようになりました。恐らくプロ野球やメジャーリーグで出塁率で勝利をしていくチームのことを問題視している人達がいるからだと思います。

最近は電気駆動の車両も増えていまして、そういう部分でもメディアが遅れを主張しています。CO2排出量=温室効果ガス排出量が問題になっていますが、「排気温度」をケルビン値で規制して、「排出されたガスの温度に対して試験期間中の室内温度が+(*****)ケルビンより上がらないこと」とすればよいのではないかと思います。

軍事の世界では、時間の消化が完了した古い武器の購入に対して、「時代遅れ」という批判がありましたが、古い武器は「教科書」がありますので使い方を教える時にとても効率が良いからという意見があります。プログラミングもCOBOLは中学校までに習う英単語で構成された言語ですので、教えるのが容易であるという実務の事情があります。

批判するメディアの中にはコンピュータ産業のように新しいモデルが常に最も性能が高いという業界がスポンサーになっているところもあるからでしょう。

話は戻りますが、在庫と回転の水準も高くなりました。在庫の余剰が出来ますと資産と判断されて課税がなされてしまいます。2011年頃に燃料の備蓄が不足していることが議論になりましたが、在庫が出来ると保管が発生しますので、その在庫の保存期限が長く、品質の劣化のカーブが緩ければ問題は少なくなると思います。そうとは言っても在庫の課税の在庫の定義がバナナやリンゴのような鮮度が落ちやすい果物なのでしょう。それに証券取引ならカーブが急な方が変動が大きくなるので、変動の大きさで利益を出す時に都合が良いのでしょう。

テレビのドラマや劇場の映画も展開が変わってきたと思います。テレビのドラマは1時間の尺で12回あるなら12時間=720分の尺で、大体8割くらい=576分付近まで上100%で10%付近で低空飛行をして、576分以降で一気に持ち上げる=スパートをかける=畳み掛ける展開が多くなってきたと思います。あるいは2パーセントくらい=14.4分=14分24秒付近で急降下する展開も増えてきました。音楽のシングルCDの尺が大体そのくらいだからかもしれません。

昔のドラマは「紹介」があったので楽しくはあったと思ったんですけど、今は悪口ばかり紹介されています。悪口、例えばインターネットの掲示板のスラングがそうです。切れの良い数字の端数を作って端数の部分から展開を変えてみたりするドラマや映画も増えました。

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