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今年買いたい、素敵なデザインの焼き物。

HUSMAの本名です。
今回は、老若男女きらいな人はいないであろう焼き物を、デザイン観点でpich upしご紹介できればなと思います。
色鮮やかだったり装飾の多いものより、シンプルで渋いものの方が性癖に刺さるのでそういう焼き物ばかりの掲載ですが、同じような嗜好の人は「ここの焼き物も良いよ」等教えてほしいです。

旅行にいくときは必ずと言って良いほど、その土地の朝市や焼き物を見に行くのですが、その土地に根付いた手法やデザイン、実用性も加味した設計、そのどれもが面白くて魅力的でついつい何個も集めてしまいますよね…

BIG-GAME

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スイスを拠点に活動するBIG-GAME。
ドリップコーヒーを楽しむセットとケトルやポットなどのキッチンツールからなるシリーズがあり、ベーシックなフォルムが特徴のアイテムはどれも、最も先進的な素材と最先端の製陶技術を用いて作られているそう。
実用性も高く、多孔質の磁器で作られたコーヒーフィルターは濾過フィルターの効果があり柔らかな味わいが。ケトルや料理用ポットは、耐火度の高い土を使用しているため、直火やオーブン、レンジでの使用も可能であり、料理をしてそのままテーブルに置けば食器としても活躍。日常の道具として幅広く応用が利くデザインが素敵。一つはgetしたい…

Kueng Caputo

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Kueng Caputo(クーン・カプート)は、サラ・クーンとロヴィス・カプートによるスイス人デザイナーデュオ。
有田の技術を最大限に生かしたフラワーベースとボウルとプレートからなるシリーズは、職人による幾何学的な形状と、「吹付」と呼ばれるエアブラシで色付けする特別な技術を用いた、柔らかな色のグラデーションが特徴。意外とどんな部屋にも馴染みそうで、寝室に置いておきたい。

Shigeki Fujishiro

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デザイナーの藤城成貴氏が、赤に着目し、その色を中心にしたデザイン開発を行ったシリーズ。有田では上絵付けのことを赤絵と呼び、昔から特別な色として使われてきたそう。直線で構成された形状が機能性を強調し、どこか北欧っぽさを感じるデザイン。

Stefan Diez

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ドイツ人デザイナー、ステファン・ディーツによるシリーズ。食における東洋と西洋の文化のバランスを検証し、現代のスタンダードとなるテーブルウェアシリーズとして開発。規格化されたものではなく、職人の技術が求められる現代的な食器のシリーズ。Tea Potのつるんっとしたフォルムがかわいい。

1616 / S&B "Colour Porcelain"

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デザイナー「ショルテン&バーイングス」が、有田焼の広範囲に及ぶリサーチと分析を行い生まれたColour Porcelainと呼ばれるシリーズ。日本の伝統色である、淡く、果敢ない色の層を重ねながら、陶磁器という文脈の中で再解釈したテーブルウェアのシリーズは、現代的で非常に機能性の高い形の中に、どこか温かさを感じるデザインになっている。

1616 / TY "Standard"

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1616 /arita japan のクリエイティブディレクターである柳原照弘氏によりデザインされたシリーズ。道具として作られた400年前の時代を想いながら、新たな素材を使い現代の多様な食生活を受け入れるシンプルなかたちの陶磁器。 用途を限定しないフレキシブルな形状は使うシーンを食卓に限定しないため、店舗ディスプレイなどでも活躍できる。

Kirstie van Noort

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採石場を訪れた際に、有田で利用される陶石が不純物を殆ど含まない極めて特別なものであることや、不純物を多く含む原料は全て廃棄されている現状をオランダのデザイナー、カースティ・ヴァン・ノートは発見した。そこであえて普段廃棄される不純物を多く含む陶石に着目し、自然から生み出される美しい色合いの陶土を開発。目を向けられてこなかった原料を美しく変身させるという考え方はめずらしいものではなくなってきているが、それを美しく変貌させるなんて素敵ですよね。

Ingegerd Råman

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スウェーデンを代表するデザイナー、インゲヤード・ローマンは有田焼の高度な技術を応用し、機能的でスタッキングの美しいティーセットを提案。繊細なラインを用いたこのシリーズは、重ね合わせることでより美しさが強調される点が魅力のひとつ。このシリーズをと通し、白と黒のやわらかな手触りを持った特別な釉薬も新たに開発されたそうです。

narumiyashiro ceramic works

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デザインは極力シンプルに、作為が入り込みすぎない自然な美しさを大切にしているという。日本で古くから大切にされてきたような、凛とした、普遍的な美意識に寄り添ったものつくりをしたいと願いながら日々の制作をされています。
アトリエが弊社の近くにあり(!)、ひそかにファンでおります。
noteもされているそうで、サラリーマンからフリーランスで陶芸家になられた経緯など、読んでいてわくわくします。

Curry Circle

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“多様な嗜好に応える、多彩な個性”をブランドコンセプトに掲げ、2020年に産声を上げた「zen to」。そのオリジナルブランドzen toが発売したカレー皿の1つ。
円で構成された幾何学的なオブジェクト。機能的な仕切り皿になりつつも、何をどこにいれてみようかと空想できるワクワクできるプレート。

ARAS – 石川樹脂工業株式会社 (2020年〜)

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こだわりがある人の普段使いの食器を目指し、全てを一から考え直して生まれた新たなテーブルウェアブランド。素材とデザインの力によって、食体験を進化させると同時に環境へ配慮したサスティナブルなものづくりの在り方を探求:車で踏んでも割れない程の靭性があり、有害物質が溶出せず、ガラス並みの透明度から陶器のような表情まで表現の幅が広く100%リサイクルできる優れた素材である“トライタン”を使用したプロダクトとなっている。

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普段はPCや紙等をツールとしてデザインする日々ですが、土や石粉を使用して様々なかたち/デザインを表現する焼き物は、それぞれ唯一無二で魅力的に映ります。

使う場面や、何に使うか、そんなことを考えながらついつい手にとってしまうのですが今年もいくつかgetできればなと構想を…
蔵元さんとコラボして新しくつくるあげる、なんてこともいつかできたらなぁと考えたりしちゃいます。

デザイナー / 本名

出典:
http://www.2016arita.jp/
https://1616arita.jp/
http://narumiyashiro.com/
https://hi-zento.stores.jp/
https://bre.is/c5xtbcVM

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