見出し画像

人それぞれの正義

 私はむくえなの動画をほぼ全部見ているくらいよく見るが、興味深い話題があったので勝手に紹介する。

 「【夜食女子会】急に好きな人欲しくなってしまった沖縄の夜(何回目?)」という動画の一部で話していた内容。題名的にはただの恋バナかな?と思うが、全然関係ない話もするのがむくえなである。

 この記事の題名である通り私が興味深いと思ったのは、「人それぞれの正義がある」という話。動画内で挙げられていたのは、キッチンペーパーの切り方。
 えなぴ(むくえなのえなちゃん)にとっては、キッチンペーパーに元々付いている切れ目で切ることが当たり前で正しいと思っている。対してむくちゃん(むくえなのむくちゃん)は、拭きたい範囲に応じて必要な大きさだけのキッチンペーパーを切るのが良いと思っている。少ししか必要ないのに、切れ目で切るともったいないという価値観。
 きっちり切れ目で切るえなぴからすると、中途半端なところで切るむくちゃんが不思議だったらしい。

 キッチンペーパーの切り方なんてものすごく些細な事だけど、そういう些細な違いってたまに自分にとっては重大なことだったりしない?複数回その違いを感じていくとストレスになったり…。

 ここからは私の経験であるが、私にはお付き合いしている人がいる。彼のことをBさんとする。Bさんとは時間感覚と、会う日の待ち合わせの決め方で私はよく違いを感じる。
 つい最近もBさんが急に「チョコレートを渡したいからいつ会える?」と聞いてきた。私は「○○日だったら会えるよ」と答え、その日に会うことになった。次にBさんは、

「また何時くらいがいいか教えてねー」

と言ってきた。
 これが私にはモヤモヤポイントになる。(こんなことで?と思うよね、分かる。)

「また何時くらいがいいか教えてねー」

 この一言の何にモヤモヤするかというと、全てを私に委ねられているということだ。2人で会うのだから2人で決めようよ、というのが私の正義である。
 対してBさんの正義は、私の都合に合わせる/合わせたい、というのが正義なのだろう。
 Bさんの正義は正直優しいが故の結果だと思う。しかし、私はBさんの正義を御ありがたく受け取れる程の、意思や願望の強さを持っていない。私の都合を押し付けて、「何時にどこどこに来てね!よろしくー!」なんて言えない。普段仲良く付き合っているBさんとでも、こういう些細な事で話が噛み合わないとき、お互いの正義や価値観の違いが、急に棘が降りかかってくるかのようにストレスとして感じる時がある。

 お互いのことを気遣って行動しているのにそれが相手にとって心地よいものでない時、物理的な解決はなかなかに難しい。だって誰も悪くないもん。できることは、「違い」があることを認識した上で、その「気遣い」に素直に感謝すること。

 年齢を重ねるにつれて人ぞれぞれに価値観が出来上がってくると、他人が良しとする行動と、自分が良しとする行動、つまり客観的に見て+と+がぶつかり合う時がある。まだ-と+のぶつかり合いの方が、どちらに非があるか明確で解決しやすい。+と+が衝突した場合は、その人とどれだけ向き合えるかの度量次第。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?