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#16 サ道具

 このままでは私生活のほとんどを「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」に費やしかねん、との危機感を抱き、頑張ってひとまず終わらせた。そして、休日にはまた本を読んだりサウナに行ったりする生活に戻りつつある。

 令和サウナ界の古田織部と呼ばれるには遠く及ばないが、サウナ関連のグッズが増えた。

❶サウナ用バッグ

 通気性のよいメッシュをあしらった、ブリーフィングというブランドのもので、「サウナショルダー」と銘打ったカッコいいショルダーバッグを買った。それまでサウナや銭湯の道具は、その都度適当なものに入れていたが、お風呂グッズを常に入れておけるようになった。このバッグでテンションを上げ、ジャージあるいはTシャツ短パンにサンダルという正装で店にゆく。手頃なサイズでシャレてるので、銭湯以外の普段使いとしてもたまに登板している。

❷サウナ用メガネ

 普段金属フレームのメガネをかけて生活している。サウナでは外すか、コンタクトをつけていた。前者は足元など危険だし後者は面倒くさい。そこでサウナ用のメガネ「JINS SAUNA」を買った。これは非常にすぐれものだった。くもり止め加工されたプラスチックレンズに、120度に耐える耐熱フレーム。もちろんかけていても熱くならない。

 本当に便利で快適なので、視力矯正の必要なサウナーには強くすすめたい。視力のデータが残っていたので、ネットからの注文ですぐにできた。便利な世の中だ。サウナ・銭湯に行くときは、このメガネを家から装着していく。サウナで心拍を計測するための熱に強いスマートバンドも、家からつけていくこともある。

❸最強サウナハット

 富山のスパ・アルプスで初めてサウナハットを買って、その効果に驚いた、と以前書いた。ただ、JINS SAUNAを使うようになって困ったことがひとつ。スパ・アルプスのサウナハットはタイトなつくりのため、メガネをかけると少しかぶりづらいのだ。メガネをかけてすっぽり深くかぶれるサウナハットがほしくなり、ネットでさがして、ベストサウナハット製の超特大サイズの耐熱素材3層構造のものを買った。

 7,900円はちと高いと思ったが、「灼熱地獄に耐えられる」という宣伝文句は伊達でない。すごい効果である。メガネをしていてもすっぽり顔まで覆うことができ、ととのいはより深くなった。通っているサウナでサウナハットを使っている人は少ないので気恥ずかしい思いもあるけれど、効果絶大で、もはやこれなしで高温サウナに入るなど考えられない。

 効果は申し分ないが、かさばるのがちと難点。サウナハットを旅先に持って行きたいときは、薄く折りたためるスパ・アルプスのものにしている。

❹MOKUタオル

 今治のタオルメーカーが開発、軽量で吸水速乾に優れた、サウナ界隈では有名なタオル。これ一本で体を洗って腰に巻いて、風呂上がりの体もふける。とても便利ではあるけれど、そんなに万能、という感じでもないかな。でも荷物が減ってとてもありがたい。2本を交互に使っている。

❺サウナマット

 いきつけの店で500円くらいで売っていた折りたたみのやつ。自分専用のを持っとくといちいち水かけたりしないでいいので、楽です。

❻ダイソーのメッシュポーチ

安くて丈夫そうなポーチに、

❾ビオレとメリットと無印の化粧水(いずれも小ボトル)

とT字カミソリを入れている。激渋銭湯にはシャンプーもボディソープもないので。シャンプーなどにはあまりこだわりはないので何でもいい。

あとおまけ。

❿サウナマンガ

 「サ道」(タナカカツキ、講談社)、「お熱いのがお好き?」(大町テラス、イースト・プレス)、「湯遊ワンダーランド」(まんしゅうきつこ、SPA!BOOKS)の3種はいずれも電子書籍にて購入。万人向けではないかもしれませんが、どれも面白いです。特筆すべきは「湯遊ワンダーランド」がBSテレ東でこのほどドラマ化されたこと。狂ってます。ともさかりえ、最高です。

 夏はサウナと水風呂に入りましょう。暑さに強くなり(多分)、ぼんやり気持ちよくなってるうちに猛暑の日々は終わっているはずです(多分)。

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