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飴色コレクション

趣味嗜好全開イベント

ひとそれぞれ好きな物やひそかにわくわくするものがあるかと思います。私は今まであまり意識したことなかったのですが、村の図書館でこの本を見てから「これ好きだ!!!」と思ったものがあります。

標本BOOK

それがこちら、さとうかよこさん著『標本BOOK』
石や鳥の羽、昆虫などの標本の作り方、一風変わった収集しているもの、思い出など標本に関する思いの丈が1冊にまとめられています。

見かけた瞬間心に刺さってしまい、中でも表紙の右下に見えるでしょうか、黄色の丸い、何かが入ったものが。

こちらは宝石や化石として価値がある『コハク』を模して、セミの羽や虫を松ヤニで閉じ込めた、『コハク風標本』というものらしい…

うわあ絶対やりたい…
と思いました。

夏休みが近づく中、次のイベント何にしようか考えていた時でしたので、私が好きなものと、いう理由でしかないけどやっちゃえ~と思ってイベントを開催することにしました。

材料を集める

注意:虫(モザイク)画像ありマス

ありがたいことに作り方もこちらに書いてありました。

必要なものは
耐熱容器、松ヤニ、標本にするもの、アルミ鍋

本ではシャーレを使っていましたが、シリコンの型も用意して取り外せるようにしてみました。
アルミ鍋は自宅のIHじゃ使えず持て余していたものがちょうどありました。
松ヤニは、松からとるのは大変だけどネットで販売している!買わせていただきました。

そして標本にするもの…葉っぱや木の実もいいけどやっぱり虫や骨が興奮するよね…と思い、当日までに山などを散策してみるもなかなか見つからない。自然界では弱った者はすぐ食べられてしまう。とっておいてほしかったな。

どうしようかな~と思いつつ、そういえば夏は窓ぎわにたくさん虫が集まるな、と思って事務所の窓際を見てみると

画像2

たくさんいた!!15匹くらいを10分足らずで集められました。
カメムシに限ればやめてくれというほどいました。

ほかにも葉っぱやドライフラワーなどを集めて標本の準備は整いました◎

何を入れよう!

イベント当日は総勢9名+保護者の方にお集まりいただき標本作りを行いました。

標本に入れるものを選ぶ段階では、集めた虫にこどもたち(そして大人も)大興奮…!集めてよかったあ、と心の底から思いました。

製作手順を説明して、早速自分好みの標本を作っていきます

コハク-15

コハク-16

コハク-31

松ヤニが固まるまでの時間勝負。真剣に作業しています…!

コハク-25

セミの羽と葉っぱの葉脈を入れた作品。中には自分の抜けた乳歯を標本にした方も…!

コハク-23

標本作りのはずが、こどもたちはいつの間にか鍋の松ヤニを竹串でぐるぐるして飴のように遊ぶのに夢中に。細い糸状に伸ばした松ヤニはこちらの職人曰く『福髭』と呼ばれ、デリケートな扱いが必要だそうです。


コハク-28

ぜひまた開催したいと考えておりますので、興味が出た方は次回のお知らせをお待ちくださいませ◎

お越しいただいたみなさま、ありがとうございました!!

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