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#117 研究開発費の上位ランキング

さて、研究開発費はどのくらいでしょうか?どの国、どの業界が大きいのでしょうか?

まずは国別。企業だけでなく大学や公設も入っている数字です。

第1位アメリカは60.7兆円

第2位中国は58.0兆円

第3位日本の19.5兆円(2018年)

ドイツは14.8兆円、韓国は10.3兆円

「企業部門」、中国の44.9兆円、アメリカの44.2兆円に次ぐ、世界第3位の14.2兆円。

「大学部門」アメリカの7.8兆円、中国の4.3兆円、ドイツの2.6兆円に次ぐ、世界第4位の2.1兆円

次は企業です。

2020年度の研究開発費計画額(日刊工業新聞社『研究開発(R&D)アンケート』より)

第1位 トヨタ自動車 11,000(売上高比率4.6%)
第2位 キヤノン 2,700(売上高比率8.8%)
第3位 日立製作所 2,640(売上高比率3.7%)
第4位 アステラス製薬 2,390(売上高比率18.6%)
第5位 第一三共 2,280(売上高比率23.5%)
第6位 大塚HD 2,200(売上高比率15.2%)
第7位 三菱電機 1,900(売上高比率4.6%)
第8位 エーザイ 1,655(売上高比率23.0%)
第9位 東芝 1,600(売上高比率5.0%)
第10位 三菱重工業 1,400(売上高比率3.7%)
※単位:億円

製薬企業が大きいです。第4位のアステラス製薬、第5位の第一三共、第6位の大塚HD、第8位のエーザイ

研究開発費の売上高比率が約15%~23%と圧倒的に高い業界です。

日刊工業新聞(2020年度)

東洋経済新報社(2017年度)

東洋経済新報社(2016年度)

電気電子、通信機器、自動車、業務用機械、医薬品、化学で約7割となります。
売上比率の高い業種でもあります。粗利率(売上総利益率)が高い業界

費用処理だからね。ここ重要。

日米の業種はほぼ共通です。

大企業に集中している。

特許の数と相関しています。

ただし、IT系だけは日米に大きな差があります。

アメリカはGAFA、マイクロソフト、IBMとか巨額の研究開発費を投入しています。

さて、日本のIT系(ハード系除く)の研究開発費は・・・寂しい

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