マンタロウ

万年傷心中の40代男性が現実逃避がてら半径10mの世界に主観的な分析を加えています。 …

マンタロウ

万年傷心中の40代男性が現実逃避がてら半径10mの世界に主観的な分析を加えています。 面白い記事なんて2割書ければ万々歳じゃないですか。

最近の記事

スポーツジムでの事故増加について思うこと

 先日の日経新聞に、スポーツジムでの事故が増加しているという記事が載っていた。  そういえば最近よく見かける24時間営業のジムなんかでは、深夜帯にスタッフが全く配置されていない店舗もあったりする。  そうした店舗では監視が行き届かないので、トレーニング中の事故を防ぐのが難しいのだろうなと思いながら読み進めていくと、事故のうち4割はパーソナルトレーニング中に起きていると書いてあったのには驚いた。  しかも事故のうち3割は全治1ヶ月以上の重傷とのことで、中には背骨を折ってし

    • 納豆に救われた

       腹がいっぱいではよく眠れないので、なるべく夕食はとらないようにしている。  それでもどうしてもお腹が空いてしまう夜もあって、そんな時には納豆を買って食べることにしている。  納豆を1,2パック食べる程度であれば満腹で眠れないということもない。  納豆は栄養が豊富な食材だとは言われているが、具体的にどんな栄養があって、それが身体にどう作用するのか僕は知らない。ただみんなが栄養満点だとか完全食だとか言うので栄養があるんだなと思っている。  納豆はかき混ぜるほどに納豆菌が

      • 誘惑と締切

         僕にとって年度末というのは、今年度の報告書をまとめながら、次の年度の提案書や企画書を作るという非常に忙しい時期である。  休みの日も図書館に籠もって情報収集や勉強をしながら報告書や提案書の素案を練ったりしているが、いつの間にか書棚から全く仕事に関係のない蔵書を見つけてきて読みふけってしまっていたりするから油断ならない。  やらなきゃいけないとことがあるのに一体何をやってんだよと自分でも思うけれども、「やるべきことをやらないで他のことをしちゃってる」という背徳感も相まって

        • 醤油と砂糖の力は偉大

           先日、岡山に出張に行ってきた。  どうでもいいことだが、僕は飛行機や新幹線なんかの長距離移動中は食事なんかはせずに眠ったり本を読んでいたりしたいタイプの人間である。  狭くてガタガタ揺れるから落ち着かないし、飛行機の機内食はまずいし。  てなわけで、なるべく新幹線の中では飯を食わずに済ませたかったのだが、ちょうど移動が昼食時にかかっているうえ、岡山に着いたらすぐに仕事に取り掛からなければならない。  まあ東京から岡山までの道のりは4時間もある。赤ん坊じゃあるまいし、

        スポーツジムでの事故増加について思うこと

          大学生が子供を欲しがらないのは当たり前だろう

           マイナビが実施した調査において、「大学生の5人に1人が子供を欲しがっていない」という結果が出たことが記事になっていた。  この割合は1年前の調査から大幅に増加しているらしいが、むしろ男性の生涯未婚率が3割に達しようとしている現代に日本において、大学生の8割が子供を欲しがっているんならそこまで悲観する話でもないのではないかとも思える。  それにしても、子供が欲しくない主な理由として挙げられている選択項目を見ると、「うまく育てられる自信がない」とか、「経済的に不安」とか、「

          大学生が子供を欲しがらないのは当たり前だろう

          大谷翔平の真の功績について

           大谷翔平の最大の功績は、もしかするとWBCで日本を優勝に導いたことでも、日本人初のMLBホームラン王に輝いたことでもなく、眠ることの大切さを世の中に知らしめたことではないかと考えている。  野球のトップリーグであるMLBで投打二刀流を成功させたこと、MVPやホームラン王を取ったことは偉業には違いないが、これらは言ってしまえば所詮野球の世界の話でしかなく、一部の日本人や野球ファンに吉報をもたらしたというだけで、実利は一切伴わないのである。  しかし、「大谷はたくさん寝てい

          大谷翔平の真の功績について

          左利きは書きづらいの?

          先日、仕事の付き合いで会議を兼ねた勉強会のような会合に参加してきたが、残念ながらあまり個人的に興味が湧く内容ではなかった。 とはいえ、付き合いで参加した勉強会なので中座するわけにもいかず、天井を見上げたり壁を睨んでいたりしていた。 そんな不真面目な僕とは対象的に、隣りに座っている人は、食い入るように講師の話に耳を傾け、時折机の上に広げたノートに何事かを書きつけていた。 「熱心にメモまで取って立派な人だな」と尊敬の眼差しで見ていたところ、彼の動作にちょっとした違和感を覚え

          左利きは書きづらいの?

          僕と水たまりの40年

           母親が僕が幼い頃の思い出話をする時に決まって出てくる話がある。  外を歩いている時に水たまりを見つけると、僕は母が止めるのも聞かずにそれを目掛けてまっしぐらに駆け出し、躊躇うことなく水たまりの中に踏み入って飛んだり跳ねたりを繰り返していたのだそうだ。ご丁寧に水たまりの中でもわざわざ一番深いところを探り当てて勢いよく飛び跳ねるものだから、雨水と泥が交じったものの飛沫が勢いよく跳ね上がり、靴やズボンどころか、シャツから頭に至るまで雨水や泥にまみれて家に帰ってから身体や服を洗う

          僕と水たまりの40年

          外国人に変な謙遜を教えてほしくない

           日本にいる外国人に「日本語上手いですね」と言うと、大抵の場合「いえいえまだまだです」という答えが返ってくる。  こちらもまだ日本在住の外国人に慣れていない時は「こいつ・・・デキる!」と思ったものだが、どの外国人も一様に「まだまだです」と判で押したように答えるので、もしかするとそういうマニュアルでも出回っているのか?と勘繰るようなった。  おそらくこうしたマニュアルは外国人というよりも、日本語の先生の間に出回っているのではないだろうか。彼らは「いえいえまだまだです」を通し

          外国人に変な謙遜を教えてほしくない

          機内食は要りません

           飛行機の機内食は食べないことにしている。  あれこれもっともらしい理由をつけることもできなくもないが、端的に言うとまずくて食べられないのだ。まずいだけならまだ我慢もできるが、食べると気持ちが悪くなり、酷い時には飛行機酔いのような状態が飛行機を降りるまで続くこともある。  なるべく気持ち悪くならないメニューはないものかと思い、色々と試してはみたものの、チキンだろうがビーフだろうがフィッシュだろうが、何を食べても平等にまずいし、気分が悪くなる。だからチキンかビーフか聞かれて

          機内食は要りません

          吉田兼好の優しさが身に沁みた夜

           眠れない夜には、脳味噌から次から次へと断片的な考えや思いが溢れてくる。やがてそうした断片的なフキダシのどれかひとつに心がとらわれ、ますます目が冴えて眠れなくなるという悪循環に陥る。  先日の夜はどうしたわけか、中学校の国語の教科書に出てきた「徒然草」の中で、筆者の吉田兼好が山奥にあるあばら家を見つけた時の話がぽっと浮かんできた。なにぶん、中学の授業中にぼんやりと聞いていた話なので、詳細な話の内容は憶えていないが、概して次のようなものであったと思う。  そのあばら家は見た

          吉田兼好の優しさが身に沁みた夜

          小顔になりたきゃ筋トレしたらいいんじゃない?

           現代の日本社会において、顔は大きいよりも小さい方が審美的に優れているとされる風潮があるような気がする。個人的にも、初対面の人に向かって「顔小さいですね」と言う分にはまだ差し支えないような気はするが、「顔デカいっすね」と言うのは、どうもその人の尊厳を傷つけているようで気が引ける。自分と相手の間にある程度の信頼関係がなければ言ってはいけないセリフのような気がする。  しかし、顔の大きさというのは即ち頭の大きさ、ひいては頭蓋骨の大きさであり、個人の努力でこれを小さくすることは不

          小顔になりたきゃ筋トレしたらいいんじゃない?

          河馬のように泳いで使い果たしたい

           人間歳を取るとどうしても余力を明日に残しておこうという思考パターンになりがちである。こんなに夜遅くまで起きてたら明日眠くなってしまうとか、こんなに酒を飲んだら明日二日酔いで使い物にならなくなってしまうとか。  理由はうまく説明できないが、こういう考えは酷く浅ましいものだという思いが自分の中にあるようだ。高齢化社会の弊害は既に随所に現れているが、明日のことは考えず、とにかく今に全力を注ぎ込もうと考える人が減ることは、その分だけ社会の前進を阻んでしまうのではないか。  口で

          河馬のように泳いで使い果たしたい

          一気呵成に書けとゴッホに言われた

           2023年9月7日の日経新聞の記事でフランス・ハルスという画家の書いた「笑う少年」という絵画が紹介されていた。  紙面に掲載されている作品を見ると、タイトルそのままに、絵の中の少年が無邪気な笑顔をこちらに向けている。  その笑顔は肖像画でよく見るような気取った笑顔ではなく、男の子がなにかイタズラを思いついた時のような、ワクワクした気持ちが溢れて弾け出たような心からの笑顔である。  調べてみると「笑う少年」は1625年に完成した作品のようだ。その時代を生きた人々のことは

          一気呵成に書けとゴッホに言われた

          どうする茶屋四郎次郎

           2023年のNHK大河ドラマの主人公である徳川家康は筋金入りの健康オタクとしても知られている。  食事も敢えて粗末なものを食べたり、漢方薬を自分で調合したり、身体鍛錬のため野山に鷹狩りに出かけたりして色々と気を遣っていたらしい。  そのおかげか、家康は戦国時代にしては珍しく75歳まで生きた。しかも亡くなる前の年まで大阪まで遠征に出かけていたというのだから、死ぬ間際まで元気いっぱいな爺さんだったのだろう。  そんな家康を死に追いやったのは、矢でも鉄砲でもなく鯛の天ぷらだ

          どうする茶屋四郎次郎

          バスケの日本vsカーボベルデ戦を観ながら仕事や恋愛について考えていた

           たまにはミーハーなこともしてみるかと、昨夜はバスケットボールワールドカップの日本対カーボベルデ戦を観戦していた。  結果はめでたく日本代表の勝利に終わり、日本は48年ぶりのオリンピック出場への切符を手にしたわけだが、素人目には日本代表の強さや試合巧者ぶりよりも、カーボベルデの弱さや稚拙さが目立ったように見えた。  細かな試合内容についてはプロの解説者やライターの方々がいくらでも解説をしていると思うので論評を控えるが、前半の終わり方と後半の終わり方があまりに対照的だったの

          バスケの日本vsカーボベルデ戦を観ながら仕事や恋愛について考えていた