見出し画像

⒏③家づくりって何から始めたらいいの?《予算編》

今回は家づくりにおいて要となるお金の話。

夢を見ていたいところですが、現実を見ないことには家づくりは始まりません・・・
一体、どれくらいの予算を立てられるのか、早い段階で考えておいた方が
今後の家づくりの計画もスムーズに進みます。

また親や親族からの援助を期待できるのか、という点もこの辺りで確認できると、家づくりの幅が広がります。

■予算を知る

大概の方は、住宅ローンを組んでの家づくりかと思います。

自分たちの年齢や世帯年収によって返済期間・金額が決まりますので、簡易的ではありますが『住宅ローンシミュレーション』を使い、一体自分たちはどれくらい借入ができるのか?ということをおおよそでいいので、知っておくことが大切です。

他にもネット銀行や銀行のHPでもシミュレーションできるので、活用してみて下さい。


■予算配分

おおよその自分たちの借入額が分かったら、次は予算配分です。

戸建て住宅を建てるなら、土地はどうするのか。
新たに土地を探す方は、土地と建物の配分も考えなければいけません。

土地に重きを置く方、建物に重きを置く方、
はたまた両方重要、などさまざまかと思います。

ここも家族間の話し合いが必要なところですが、
考え方によって予算配分が変わりますので、最初にきちんと話し合っておきましょう。

でも満足のいく家が欲しいなら、建物に重きを置く方が絶対にいいです。
土地に妥協する部分が出たとしても・・・


■予算に合った住宅会社を探す

ある程度煮詰まってきたら住宅会社選びが始まりますが、自分たちの予算と合う会社じゃないと、ある程度話が進んだのに見積もりしてみたらアカンかった・・・
なんてことになったら、これまでの時間がムダになってしまいます。

私があるHMの展示場に行った際(冷やかしで)、思いの外予算の話まで到達したことがありました。
この会社で建てようなんて微塵にも思っていなかったので、少なめ予算を伝えて営業の方(その展示場の所長)が電卓をたたきました。
計算が終わったのか、その電卓の蓋を『パチン!』と音を立てて閉めたんです。

この方の癖なのかもしれませんが、この予算じゃウチでは建てられません、と言わんばかりのパフォーマンスに私は見えました。
その瞬間、私も『カチン!』ときたのは言うまでもありません。
案の定『この予算じゃ厳しいですね〜』と。

その後も何か話してましたが、この時点で私はこの人物をシャットアウトしたので、オットくんが引き継ぎ対応してくれてました。

大人気ないとは分かってますが、今思い出しても腹立つわ〜( *`ω´)

私はカチンときただけなのでどうでもいいんですが、これが本命の会社なら意気消沈です。
ここから予算の調整に入っていきますが、それでもどうしても無理な場合もありますから、そうならないために自分たちの予算を把握して、担当者にも話しておきましょう。


■工務店・設計事務所は融通が利く

HMは規格住宅であることが多いため、予算によっては先ほどの私のように弾かれることもあります。
(そんな会社はこっちから願い下げじゃ!!怒)

その点、工務店や設計事務所は完全注文住宅なので、予算割合をどうとでもできるので、比較的予算に合わせて、融通を効かせて設計することができます。

ただ、選択する仕様はHMより格段に多いので大変なのは大変です。
が、一生に一度の家づくりです。

予算に合わせて、自分たちだけの唯一無二の家を建てられるので満足度も高いし、家づくり自体も楽しめます。


■『FPの無料相談』には思惑が・・・

よくHMや保険会社、銀行主催の『FPの無料相談』たるものを目にしませんか?

もちろん、資金計画は大切です。

ですが、それぞれの思惑が入り混じっているのも事実。
そのHMで建てるように、そこの保険に入るように、その銀行でローンを借入させるように仕向けてくることがある、ということを念頭に置いておいても損はないかと・・・(あくまでも私感ですよ〜・・・)

逆に利用してやるか!
くらいの気持ちでもいいかも笑

ネットでおおよその資金計画はできますので、わざわざ出向かなくてもいいとは思いますが、
『どうしても綿密に計画を立てたい!』
『資金計画をしっかりやりたい!』
っていう方は自分でFPさんを見つけて、依頼するのがいいかと思います。

あとは、自分で入力してシミュレーションできるHPもありますので、そういったものを活用するのも手です。


■援助を受けられるなら遠慮なく受けよう!

建築資材の高騰で建築費はこれまでの1.5〜2倍にまで膨れ上がっています!
我が家も乗りたくもない波に上手に乗っております(´;Д;`)

そのため、当初予算より大幅にオーバー。
見積もりについての詳細は後ほどブログにまとめますが、援助を受けられるなら遠慮なく受けておきましょう!

貰うことに抵抗があるなら『借りる』という手段も可能です。

正式な書類(公正証書)でなくてもいいので貸借書類を自分たちで作成し、市場に合わせた金利を設定しその通りに返済していく、ということも出来ます。
諸々の条件はあるのでネットで調べてみて下さい。

あとは住宅取得等資金に係る贈与税が、1000万まで非課税(良質な住宅に対して)という政策が令和8年度まで延長されました。
本来であれば今年度で終了の予定でしたが、この物価高騰を受け延長されたようです。
一時期より非課税枠は減額されましたが、無いよりよっぽどマシです。

こういった制度等を利用して、家づくりの予算に充てられると良いですね。

次回は、土地探しについてのお話です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?