脱ステロイド

TV番組で脱ステ(ステロイド薬から離脱すること)が取り上げられたそうです。

主にアトピー性皮膚炎で昔から語られてきたことです。

私はこの手の番組を観ると激しい怒りが湧き起こるので、なるべく見ない様にしています。

そういう私は、脱ステを成功させた人間です。
ですので、その立場から語らせて頂きます。
考え方の違う方は読まない方がいいかもしれません。

先日、2021年9月7日に放送された日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース」

という番組で、脱ステロイド「療法」という用語を用いることで、ステロイド外用薬を使わないことをひとつの治療法として扱われた事に、日本皮膚科学会などが抗議をした
という事がありました。

こういう事は過去にもありました。

1992年7月「ニュースステーション」です。

久米宏が、ステロイドの副作用に関する特集の最後に、「ステロイドは最後の最後ぎりぎりまで使ってはいけない薬」とコメントしたことで、数々のマスコミがステロイドバッシングを行い、「やはりそうだったのか!」と、それ迄に疑問を感じていた人達が医者に不信感を持つようになりました。

その事で久米さんは酷い目に遭いました。
でも、久米さんの発言は全く間違っていません。

反論する方々
ステロイドのマイナス面を認めたくない人の気持ちもわかります。
認めたら訴訟も大量に起こるでしょう。

それに、ステロイドが場合によっては命を救うたった一つの薬にもなることもわかります。

でも、間違っている事を権力で押し通すのは、
反対意見をお金や権威の力でねじ伏せるのは、断じて許せません。

薬で重症化した人は確実に存在するのです。

しかも大勢

そうでなければ、こういう訴えが起こるはずがないのです。

脱ステは急激にやると大変危険である事は確かです。

私は何度もやって、やっと最後に成功させました。

その間、物凄く研究しまくりました。
患者の必死さは研究者に勝る力を出す事があります。

ですが、人に勧めたりは出来ません。
個人差がありますし、どうなるかは未知だからです。

ですが、脱ステが間違った方法だと決め付けるのは横暴であり、自分に都合が悪いからだと思うしかありません。

「医学的根拠が無い」とするのも、都合の悪い結果を無いことにしているからです。

ただし!それでも
やるかやらないかは当事者以外が決めてはならないと思っています。

現在のワクチンの問題も同じです。

本人以外の人間が打つべきか打たざるべきかを、断じて決めてはならない。

何か起こった時
その責任は誰も取れないのですから。

私は自分の闘病の何十年の責任を
今更誰にも取らせるつもりはありません。
マニュアルでアトピー性皮膚炎にはその薬を出せと決まっているのです。
医師一人一人に責任は問えません。

でも、その結果生じる苦しみには本人が全面で背負うしかなかったのです。

だから、二度とそんな事は断ります。


ハッキリ言いましょう。
死ぬより惨めで苦しい体験の数々でした。
しかもとても長かったです。