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「エシカル商品」とキャリア・働きがいの関係性について

株式会社アンドピープル代表取締役の金賢守(キムヒョンス)です。

前回の記事で、横浜市立市場小学校と株式会社ソーラークルー様との共同イベントから、

SDGsを考えることは、自分のキャリアについても考えるきっかけになる

という気づきがあったことを書きました。

世の中は大きく、そして早く変化していっています。

年齢・性別問わずに、誰もが自分の将来のキャリアや働きがいについて考えていると思います。

社員が働きがいをもって仕事をしているか。

自分自身が働きがいをもって仕事をしているか。


私も一経営者として、一人間として日々自問自答しています。

キャリアと働きがい

以前のブログでもキャリアについて、私なりの考えを少し書いていました。

キャリアプランを考えるということは、何を経験し、何を積み重ねて、どんな人になりたいか、ということを考えることだと思います。

この時は、フェアトレード商品を利用することで、「生きるため」の仕事の場が整い、そこからさらに仕事を通して自己実現することに繋がる可能性について書いていました。

この、「自己実現をするためにどんな経験を積んでいくのか」を考えるこが、キャリアを考えることだと思っています。

そして、そのキャリアを形成していくうえでも働きがいが重要です。

働きがいが高い人ほど、「長く働ける方が望ましい」と考える傾向が高いとのデータも出ています。

加えて個人が自己成長や仕事における誇り、そしてどうなっていきたいかを明確に描き続けることが重要です。

働きがいとは何なのか


働きがいは、様々な定義をすることができます。

ある人は「やりがい」というでしょうし、ある人は「生きがい」という人もいるでしょう。

ともすれば、働くことによる「喜び」「達成感」「誇り」とも置き換えられるかもしれません。

ちなみに最近では、企業と社員の関係性、繋がりを重要視し、契約を意味する「エンゲージメント」と捉える人も増えているようです。

そういった意味では信頼関係を築き、自分の仕事に誇りを持って同じ目的で働いている状態、といえます。

厚生労働省の労働白書では、「ワーク・エンゲージメント」という概念で「働きがい」を捉えており、【活力】【熱意】【没頭】の3つが揃った状態と定義されています。

私が経営するEthical&SEA横浜では、クルーがいきいきとして、誇りと熱意を持って働いていること、そして働きやすい土壌を整えることが責務だと考えています。

参照:
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/19/dl/19-1-2-3.pdf

エシカル商品とキャリア・働きがいの関係

Ethical&SEA横浜で取り扱い商品には、お取引様や生産者様のこだわりや誇りがふんだんに詰まっています。

「エシカル」という言葉は、「倫理的な」という意味です。

エシカルな商品とは直訳すると「倫理的な商品」となります。

その商品に関わる人達の労働状況が整備されていることも「エシカルな商品」です。

現在、ポップアップストアを開催しているMUUT(ミュート)さんは、ヨルダンの難民支援を行なっています。

古木や剪定によって不要となったオリーブの丸太から、ひとつひとつ手作業で作られた一点物の商品には、丁寧な仕事ぶりがうかがえます。

そこには、ヨルダンの難民出身の職人たちの働く喜び、誇りが宿っています。

難民がゆえに【働く】という行為が当たり前でない状況で生み出される商品です。

商品を通じて職人さんのキャリアを築き、自立のお役に立つことができる。

そして後に続く次世代の若者の道を切り拓いていきます。


「エシカル商品」と言うが言葉が一般的になってきたように感じています。

生産者の労働状況にも配慮されたエシカル商品が増えることは、人々が仕事で輝ける場が増えることにも繋がると考えています。

私も仕事を通し、自分の人生も関わる人全ての人生も豊かにするために、これからも精進して参ります。

株式会社アンドピープル
代表取締役 金賢守(キムヒョンス)

【リンク集】
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