アジアチャイルドサポート 6、スリランカ
認定NPO法人 アジアチャイルドサポートの続きです。
今回は、アジアチャイルドサポートが支援している国の6つ目、スリランカについてです。
スリランカの大きさは北海道の約0.8倍ぐらいで、人口は2167万人です。
スリランカは2009年まで内戦が続いていました。
スリランカの内戦は、「シンハラ人」と「タミル人」の2つの民族の争いです。
過去、スリランカはイギリスの支配下にありました。
イギリスは、少数派のタミル人に多数派のシンハラ人を統治させたため、タミル人とシンハラ人の間に大きな格差がうまれます。
1948年にイギリスから独立した後、民族の対立はより激化します。
これまで虐げられていた多数派のシンハラ人が政権を握り、シンハラ人を優遇し、タミル人を迫害するようになったからです。
1983年、タミル人迫害の政策が続くなか、タミル人はこれに猛反発し、タミル人による武装勢力を発足します。
ここから、スリランカは26年にわたる内戦状態に突入します。
犠牲者は10万人以上、国内のみならず国外に避難した難民は数十万人に上ると言われています。
そんなスリランカで、アジアチャイルドサポートは下記の支援を行っています。
・タミール人集落でのトイレ建設
・貧困集落での水道施設建設
・現地団体と提携、農業支援
・貧困家庭児童に対する奨学金制度
金賢守(キムヒョンス)
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