見出し画像

体育会系中小企業の焼肉屋店長だった私が、突然おしゃれスタートアップのITプロデューサーになった

はじめまして。株式会社1LDKで女性向けコンテンツのプロデューサーをしております、店長です。
どうして店長なのかというと、タイトルの通り前職が焼肉屋の店長だったのです!新卒で焼肉屋に就職し、25歳になるまでずっと肉を捌き肉を焼きお店で大きい声を出していただけの私がどうやってこの業界に転身を遂げたのか。そしてまだまだIT業界の赤ちゃんの私が成長していく姿を見守っていただけたら…という気持ちで書いていこうと思います。
また、現在飲食店で働いていていて、転職を考えている方の参考になったらいいなと思っております。
本日はほぼ自己紹介のような、私の社会人経験振り返り回です。



焼肉屋時代、そして黒船の襲来

先ほど述べた通り、私は新卒で飲食店チェーンの運営をメインとする中小企業に入社しました。ここに入った理由は「家賃手当が出るから」「会社の雰囲気が良さそうだったから」というゆとり脳の持ち主でした。幼少期からとにかくあまり深く考えずにいい匂いのする方向へと歩いていく癖があり、染まりやすさゆえにいつの間にか馴染んでしまう性格のため、就職活動においても「本当にやりたいことではない気がするけど、まあどうにかなるだろう」というモチベーションで特にこだわりはありませんでした。

なんとなく入った会社で、最初はなんとなく事務でもやるんだろうかとぼんやり構えていたら「あなたは新宿店配属ね!」と辞令とユニフォームを渡され、あれよあれよという間に焼肉屋店員としての人生が始まりました。二次新卒として転職しようと思っていたものが気がつけば1年が経ち、気づけば店長になり、夢中になって奮闘する日々がありました。自分の接客やサービスでお客さんの笑顔が見れることや、アルバイトが成長していく姿を見ることが楽しかったのです。

しかし店長としての仕事に慣れてきた頃、夜中の4時まで店の掃除をしながら「このままでいいのかな」と思うようになりました。女性、飲食店店員、異業種経験なし、25歳。自分のステータスを振り返り、いつか体力に限界が来た時に人生詰むんじゃないかという懸念が生まれたからです。そんな小さな気持ちの綻びが、少しずつ転職願望を膨らませていきました。

そんなある日、いつも会社のみんなで毎週来てくれる大好きな常連さんが「店長、いつもおるよな」と話しかけてくださいました。
「ちゃんと休んでんの?心配になんねんけど」・・・そこから勤務内容やお給料の話など、今の私の決して良いとは言えない待遇についてお話しをしていくなかで、その常連さんが衝撃的な一言を放ったのです。

「おれ店長のこと幸せにしてやりたいなあ〜」

😲!!!?!

この素面ではとても言えないような、プロポーズさながらのセリフを吐いたのが、弊社CEOの朝岡さんでした。
(この時、全員酔っ払っておられました。焼肉屋の酒は濃いのです。)
前述の通り、良い匂いのする方角へフラフラ歩いていく習性のある私はこの言葉に胸をがっちり掴まれて、それをきっかけに朝岡さんとお茶をし、一日職場体験(?)をし、取り扱われている仕事の内容にも興味があった私はラッキー!と言わんばかりに転職を決めました。異例の転職活動です。
そうして現在の私に至ります。


飲食業から他業種への転職を考えている人へ

「無知な焼肉屋店長が他業種へ転職」という華麗なる転身を遂げた私ですが、歳を重ねるごとに他業種への挑戦のハードルが高くなっていくと感じています。この記事に辿り着いた人は、飲食から他業種への転職の仕方がわからず模索中という方が多いかもしれません。
私に言えることは、とにかく今の仕事にひたむきに取り組むべき、これだけです。
なぜなら目の前のお客さんにもお客さんじゃない時間があり、役職が高ければ高い人ほど遊びや食事の時もよく対象を見て学んでいるように伺えます。これは飲食店員として、様々な仕事をする何万人もの大人たちへ接客をした女の所感です。

また私の話になりますが、正直なところ私は「焼肉屋の女店長」としてかなりちょうどいい存在だったという自負があります。立地が良い店というわけではなかったので、一度来てくれたお客さんは必ずリピーターになってもらおうという気概を持って接客をしていたからです。気さくでいつも笑っていること、想像以上のサービスを行うこと(箸の落ちる音がしたらどんなことを差し置いてでも2秒以内に持っていくようにしていました)などの気配りに注力しました。その結果、店長時代の1年間だけでも100枚以上の名刺をいただきました。
これは私が焼肉屋店長を経験して得た財産なので自慢させてください。笑
スカウトの多くは飲食店の方ばかりでしたが、保険屋さんや建築業など、サービス業とは異なる業種の方の名刺もよくいただいておりました。

私が社長だったら即戦力にならないただ元気なだけの女なんて絶対いらないけどな、と思ってしまいますが、私を招いてくれた管理職の方々の気持ちを想像してみました。
世の中の多くの仕事は最終的には誰かの笑顔のためにあり、世のサラリーマンたちの働く理由はさまざまですが、人の役に立ちたいという願いのもとでお仕事をしている人が多いはずです。(そう信じています)
飲食店で働くうえで笑顔にするべき相手は目の前のお客様なので、お客様として尽くした相手が実は人事の方だった、社長さんだった、ということがしばしばありました。「この店員ならうちの会社に呼んだら良い仕事をしてくれるのではないか」という気持ちになってくれたのかもしれません。
あくまで考察ですが・・・


期待に応えたい

今はとにかく、この愛情深い会社をがっかりさせたくなくてしがみついている状態です。ご存知の通り焼肉屋以外の仕事をしてこなかったので、ビジネスの場においての基礎的な立ち回りが全くできません。
未だに、プロデューサーと言いたいのにプロヂューサーと打ち込みます。
報連相の仕方がわからず「何が言いたいの?」と首をかしげさせています。
プレゼン等のアウトプットの場で、中学生以下のスライドを持っていき、モゴモゴと発表しています(そしてすぐ泣きます)。
社外向けのメールを1通作成するのに20分以上かかります。
自分の未熟さに頭を抱える一方で、毎日すごく楽しいのです。
1日でも早くスタートラインに立ちたいという思いです。

冒頭でも述べた通り、私のnoteは完全なる無知な私がこれから何をどう吸収して立派な社会人になっていくかの奮闘記となると思います。
たくさん失敗して、たくさん無駄を踏み、道に迷いながら努力するつもりなので、最終的には「めっちゃダメなやつを採用してしまったけどどうにか伸ばしたい」という悩みを抱えた中間管理職の方々にとってのカス教育の指南書のようになったら最高です!

ここまで読んでくださりありがとうございました。
次回のノートまでにはタイピングが早くなっているように頑張ります!


入社当初の私の圧倒的なタイピング速度



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?