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sorayaさんが好きだ。

春の風が吹いていたのに、また来年あおうねと、冷たい風が流れる
気がつけば3月で、寂しさを感じるけれど、いつの日かそんなきもちも思い出になるんだよと考える

思い返せば2年前、コロナ真っ只中のなか、狭いワンルームの片隅でYouTubeを見ていると、おすすめ欄に優しそうな女性がコントラバスのような大きな楽器を構えたサムネイルに、『「愛のしるし」by PUFFY』というタイトルが付けられた動画が流れてきた。

なんだか本能的にその動画をタップし、再生すると、しっとりとした歌声と、包み込むようなその楽器の音、ながれるようなピアノの音に心を奪われた。
たった41秒の動画だったけれと、何度も何度も繰り返し、何度も何度も心深く奪われていった。
そして、投稿されている全ての動画を見て、Apple Musicで楽曲を聴きあさり、気がつけば1年が経っていた。

2022年になり、「愛のしるし」by PUFFY を演奏していた石川紅奈さんと、壷阪けんとさんのお二人がsorayaとしてメジャーデビューすることを知り、すかさず全てのSNSをフォローした。
配信が開始された「ひとり」「ちいさくさよなら」も繰り返しなんども聞き、sorayaのお二人が奏でる世界観にものすごく深く落ちていった。

私ごとではあるが、2022年は大学を休学し、将来どうなりたいか真剣に模索していた日々であった。そんな時に、「ひとり」を聞いていると、歌詞ひとつひとつに優しさがあり、落ち着いた気持ちで考えることができたり、ふとした時にあのときの気持ちを思い出すきっかけになることもあった。広い海でぷかぷかと浮きながらどこか遠くにあるものを見つけるために、きままにゆっくりと流れる時間に浸りながら、なんだかいろいろなことを考えた。
「ちいさくさよなら」に関しては、そんな気持ちを後押ししてくれた。
帰ってきた時に暖かく迎えてくれるあの故郷のような、ものすごく優しいメロディと、空を飛ぶようなフルートの音、地図のようなピアノの音、優しく包み込んでくれるウッドベースと、石川さんの歌声には、何度も力をもらえた。

その半年後にリリースされた「B A K U」「耳を澄ませて」に関しては、とにかく可愛かった。いろいろなパーカッションの音がしたり、夢を食べてくれるバクの歌詞が病みつきになります。最後の目覚まし時計の音で夢が覚めたことにいつもハッとしたりもしちゃいます。耳を澄ませてについては、いろんな音がするのはもちろん、ゆっくり夢を見れるような、「自己との対話」を表現したとのことで、最後にかけて、歌声も自由を感じられるような明るく、色々な楽器の音も盛り上がり、不安がなくなっていくような感覚を覚えました。

https://youtu.be/-Fw-ryFXf1A?si=pxu96LsmMolnGenw

ここまでの全楽曲ではinstrumentalバージョンも内蔵されており、楽器の音を一つ一つ楽しみながら聞くことができ、寝る前によく聞いています。

2023年に入り、復学し就活が本格化してきた私は、これらの音楽を聞きながら日々生活をしていた。
うまくいったとしても、最終試験で落ちてしまったり、自分自身の制作活動を行い、立て込んでいた時にも、「ひとり」「ちいさくさよなら」を聞きながら、ゆったりとそんな時間も楽しんでいった。
就職活動も折り返しとなった夏、sorayaさんが出るフェスの映像などを見ながら、いつかは生で聞きたいなと心躍らせた。
そして11月になり、いろんなことがあった就職活動も無事に終えることができ、年末の空気が流れ始めた頃、「ゆうとぴあ」がリリースされた。
ジャケットから漂うジャングル奥地での不思議な物語の始まりのような感じは、楽曲からも感じることができ、初めて聞いた時は、就活もちょうど終わったということもあり、なんだか自分の2023年の活動にリンクし、感極まり泣いてしまった。
やはり色々な音があり、バイオリンの品のある美しい響きはピアノ、ベース、木琴、ドラムの音とマッチし、なんだか新しい音楽の世界を知ることができた気がした。
(Mixがものすごく素晴らしい。)
年末は、ほぼ毎日この曲をきいた気がする。
特に実家のある鹿児島についた時にこの曲を聞くと、懐かしい景色が新鮮に見えた気がした。

そして、2024年になり、卒論やら、引っ越しの手続きやらにおわれ、気がつくと2月になっていた。そんな時、「風の中で」がリリースされた。そして、待望のライブが開催されるという発表、アルバムの発表もあり、2月の忙しなさが一気に吹き飛んだ。
これからへの挑戦状のような、力強いメロディと歌詞に心躍らせ、メキメキとこれから始まる物語にものすごくワクワクが膨れ上がっていた。


sorayaが大好きだ

2021年から現在にかけて、偶然だが私の暮らし、こころの変化にうまくリンクしていったsoraya。
とても大切なミュージシャンであり、ものすごくリスペクトをしてやまない。
そして、大好きだ。
ライブにも当選し、当日が楽しみである。
とくに社会人になるこれからの始まりに訪れることができるこのライブだから、
思い入れはものすごく強く、多分泣くと思うし、これから頑張れる、楽しめる力になると必ず思う。
とても楽しみだ。

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