Web上で小説を発表しているおひさまの日向満家と申します。

※著作リスト→ https://note.com/hyuga_mitsuie/n/n1330bce1f7b8

今まで数百本見てきたアクション映画ヲタでもあります。2023年視聴分からまとめていこうかと思います。(今更ww)

「極道の妻たち」(1986・日)

視聴日：2024.04.10
視聴方法：hulu

出演者：岩下志麻　かたせ梨乃　他

ヤクザに惚れた姉妹が、極道の世界を生き抜く物語。

ふと気になって、シリーズ1作目を見てみました。いやー、こんなに面白いとは思いませんでした。。。
東映で1986年というとあぶない刑事が始まった年でもありますね。時代が新機軸を求めていたのかな。。。
ぶっちゃけ私、東映のヤクザ映画ってほとんど見たことなくて、それこそ最近の孤狼の血シリーズしか見てないんですが、孤狼の血はどちらかというともっと現実的というかヤクザとしての筋を通すというよりかはもっと打算や自らの欲望で動く人達の話だったと思います。一方で極道の妻たちに出てくるヤクザ達はもっと様式美があるというか、任侠、そして組織人としての美学を感じますよね。
そして男を支えて家(一家)を護る女性視点の物語だからこそより効果的に描かれているのかなと。スタートこそ恋心ですが、いざ極道の妻になったら覚悟を決めて男のために役割を果たさなければいけない。結局はちょうど今Disney +でやっている「SHOGUN」に近いものを感じるというか、礼儀と相手の面子を何よりも重んじる、自分の行動の責任をとる、筋を通す、覚悟を決めるっていう日本人としての心意気が根底にあるんで、見てて心地良いんでしょうね。