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ビザの闇を乗り越えて、Facebookロンドンオフィスに入るまで(オファーもらう編)

2017年の10月30日、紆余曲折(ビザとかビザとかビザとか)がありながらも無事Facebookのロンドンオフィスでソフトウェアエンジニアとしてのキャリアを開始しました。Facebookは皆さんご承知の通り、FacebookやInstagram, Messenger, Oculusなんかを作っている多少大きなIT企業です。それほどの規模の会社なので、日本にももちろん六本木にきれいなオフィスがありますし、少なくない日本人がエンジニアとしてアメリカの幾つかのオフィスで働いてるとおもいます。

ただ一方でIT企業のロンドンオフィスにエンジニアとして日本人がいくことになるのは少し珍しいかな、と感じたこともあり、そこまでのいろんな出来事をまとめておこうと思い、これを書いてます。内容としては「どんなかんじでプロセスが進んだか」「通ってからのUSビザの闇」「USビザを獲得できなかった後のUKビザの闇」「ロンドンへの移住手続き達」あたりを書いていこうと思います。もちろんプロセスの詳細などはかけないのでご了承ください。

そもそも、僕はFacebookに転職する前は、HubSpotというアメリカ、ボストンに本社のあるマーケティングソフトウェアを作っている会社の日本オフィスの立ち上げメンバーとして参画していました。HubSpot Japanでの生活には一切の不満もなく、日々楽しく過ごしていて、今でも中の良かった日本のメンバーとは連絡を取っていますす。日本でもし責任を持って自由に働きたいという方がいましたら、HubSpotはお薦めです。(採用ページ)

ちなみに、その時の上司はアイルランド人でダブリンオフィスに在籍しており、僕が辞めることを伝えた際には、「ロンドンとダブリン、飛行機で40分だし、よく行くからいいパブ連れてってやる」的なことばかり話していました。

さて、HubSpotで楽しく日々を過ごしていた矢先、Facebookのリクルーターから一本のメールが入りました。どうやらFacebookの採用試験を受けてみないか、みたいなことらしいです。

ちなみにこういった形で突然リクルーターから連絡が降ってくるようになるにはいくつかの方法があって、例えば、「前職の同僚が紹介した」「Linkedinのプロファイルを見て興味を持った」「なんらかのオンライン上での活動が目に留まった」なんかがあります。

とりあえず、リクルーターに対して興味があるむねを伝えて電話で詳細をきくことになりました。基本的に、飛んできたメールが英語の場合、高確率でリクルーターはアメリカかヨーロッパにいるので電話はそれを考慮した時間で行われます、なので例えばアメリカ・サンフランシスコとであれば日本の早朝に電話をする形になります。僕の場合もほぼすべての電話は朝、出社前に(ジムに行く時間を削って泣)行ってました。

英語での電話に慣れていなかったこともあって、いったんお互いの間でミスコミュニケーションが発生してプロセスが終わりかけそうになるも、急いで誤解を解いて一回目の電話インタビューに望みました。ここまで、だいたい自分の場合は一ヶ月でした。

程なくして次のプロセスにすすめる連絡が来て、こっからのプロセスを担当する別のリクルーターが現れます。この後もプロセスが次の段階に進むたびに次々新しい人が登場して、今悩んでいるこれは誰に相談すればいいのか、と常に悩むことになります。10通を超えるメールを彼女とやりとして、次のプロセスの段取りを決め、現地での面接の段取りはまた別の担当者が登場し、彼女と詰めました。

当日は日本ではないオフィスに出向いて4時間ほど缶詰になって行われましたが、もちろん詳しくはかけません、お察しください。

もし詳しくインタビューの内容を知りたい場合は、Glassdoorというサイトがおすすめです。そこに行くと、色んな人がインタビュー体験記を、出される問題含め、匿名で書いているので興味があって、英語が読める人は見るといいと思います。

この時点で、一つ目の電話インタビューからだいたい3ヶ月後、プロセスが始まってからは4ヶ月後でした。

10日ほどなんの音沙汰もなく、これはだめかなーと思っていると、リクルーターから「アップデートがあるから電話をしたい」という、非常にシンプルなメールが入りました。

電話の時間をすりあわせて三日後に電話をしてみると、「技術力ちょっと錆びついてるみたいだけど、すぐ戻るだろうからオファーを出すよ!」と言われ、無事選考に通過した旨が伝えられました。実は一回目の電話インタビューの後にも「技術力ちょっと錆びついてるね!でもとりあえず次の選考いっとこう」という感じで次に進んだので、他の部分、「ちゃんと他のエンジニアとコミュニケーションとれるか」といったあたりが評価されたのかなぁと思ってます。

...

さてここから怒涛のアメリカビザ申請編が始まるのですが、需要がないまま続けてもあれなので、もし続きが読みたい人が少しでもいたら書きたいとおもいます。

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