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あゝポテトサラダ

ポテトサラダはなんであんなに美味しいのだろうか。茹でたジャガイモとマヨネーズがあれば出来てしまう簡単な物なのに。

そんなポテトサラダの魅力に取り憑かれて幾星霜な私なのだが、以前ジャガイモの毒に当たってしまい体調を崩したと書いた。


この記事を改めて読むと私はポテトサラダに本当に取り憑かれている。ちょっと怖い。
オエオエ言いながら味がおかしい毒に侵されたポテトサラダを食べていて、なんだこいつ‥と我ながら少し引いた。
そして、しばらくジャガイモは買わずにサツマイモを買ってサラダを作っていたのだがやはり食べたい。ジャガイモのポテトサラダが。
サツマイモも勿論美味しい。ほんのり甘くて。塩を強めにすれば甘じょっぱく、ずっと食べていられる。これはこれで全然アリ。
むしろなんでこっちも食べなかったのか不思議なくらいだ。
だけど今、私が食べたいのは本家のポテサラ。
ちょっと枝分かれしたものではないのだ。

そんな私のポテサラ願望を見透かしたのか、夫がジャガイモを買ってきた。
メークインよりかは男爵芋の方が大きいから、そんなにソラニンの心配ないらしい!という夫。
夫が調べたところによると小さく小ぶりなものほど、未熟なジャガイモが多くソラニンが発生しやすいらしい。
大きな男爵ならそこまで心配ないだろうとのこと。
ほぇーと夫の話を聞いていたのだけど、あまりメークインと男爵芋の使い分けが分からぬまま育ってしまった私。
男爵芋はホクホクしてる?くらいの知識しかない。

まあ、これでようやくポテトサラダが食べられる‥!と心躍った私は早速作ることにした。

あー、ジャガイモを触るの久しぶり!なんて思いながら洗っていく。
前のジャガイモはこの時点で緑っぽかったな‥本来はこんなに白いのか‥と新たな発見というか、気付きがあった。
そんなことを考えつつ、ジャガイモを茹でていく。ついでに人参も入れておこう。中途半端に残っているし。
ベーコンなんてあったら最高だったのに。と少しの心残りもありつつ茹で上がりをただ待つ。

茹で上がったジャガイモを潰して混ぜて、塩と胡椒、マヨネーズを入れて混ぜ混ぜ。
ちょっと味見をしたら、なんと美味しいことか‥これだよ!これ!!と声に出しながらポテサラを作っていく。ポテサラで感動している女は日本で多分私ぐらいだと思う。

出来上がったポテトサラダは私が求めたものだった。シンプルイズベスト。ジャガイモとマヨネーズの味。
これよ、これ。これが食べたかったのよ。


久しぶりのポテトサラダは感動の味がした。
ありがとう男爵芋。これから君を買うよ。
でもたまにサツマイモに浮気するかもしれない。その時は許して欲しい。





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