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万年筆を3週間使ってみて気づいたこと

前回のおさらい:1000円の万年筆(kakuno)を買ったよ。以上。

早速、万年筆を使ってみて気づいた4つの点について述べていく。

①丁寧に書くと、書き損じをしない

一番の驚きがこれだった。「何を当たり前のことを」と思うかもしれない。しかし私は、筆を取れば必ず字を間違えると言ってもいいくらい書き損じをする人間だ。つまり、普段は焦って字を書いていたということだろう。そんなつもりはなかったが、「字を書く」という行為に重きを置いておらず、殴り書きのようになることが多かったように思う。
「丁寧に書こうと思えば書ける」と分かったのは、とても良い気づきだった。

②バランスをとる難しさ

ネットに転がっている文字見本を見ながら書いてみても、思わぬところで線が止まったり跳ねたりしてしまう。
私は、万年筆を使うときくらいはペンの持ち方を矯正しようと思っている(いつもは親指が人差し指にかかってしまう持ち方)。そして「筆圧を限りなくゼロにする」ことを目標にしているので、いっそう力加減が難しくなっているのかもしれない。

③「インクが出る」心地よさ

ほぼ毎日万年筆を使って三週間が経った今、思うようになったことだ。シャーペンやボールペンとは違う、インクが染み出てくるこの感じが、何とも言えず気持ちがいい。ひょっとしてこれはまずいんじゃないだろうか。ヒグラシの声が聞こえてきそうだ。後戻りはもう…できない…?

④他の万年筆・インクがほしい

Googleで「万年筆」と検索して、最新のニュースをチェックするのが近頃の日課だ。もう手遅れなんだと思う。万年筆はいいものだ。ちい、覚えた。ちい、新しい万年筆がほしい。

所持しているkakunoは透明軸だが、他のブランドの透明軸も気になる。安っぽく見えるのかもしれないが、私はまったくそうは思わない。透明が一番しっくりくる。

ていうか、黒じゃないインクも使ってみたい(kakuno付属の黒インクを使っているが、もう半分減っている)。瓶に入ったインクだ。まるで香水のようなお洒落な瓶がたくさんあるのだ。そして、ご当地インク。そんなものもあるらしい。なるほどと思って調べたが、私の地元のインクは見つからなかった。なんで?びわ湖色とか作ればいいじゃん…。

さいごに:次に買いたい万年筆(仮)

LAMYのサファリ(スケルトン)が気になっている。透明軸の万年筆を他にもいくつか見つけたが、個人的にこれが最も洗練されたデザインだと感じた。大きな金属のクリップ部分と、「LAMY」のロゴがかっこいい。ペン先の太さは未定だが、極細か中字が気になっている。

今年の自分へのクリスマスプレゼントは万年筆になるかもしれない。

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