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万年筆初心者が「LAMY safari」を買った①ダイアミンのインクを添えて

▼前々回。

▼前回。

「次も透明軸がほしい」←大嘘

前回の記事に書いたとおり、2本目の万年筆としてLAMYのsafariを買ってしまった。しまったとか言っているが別に後悔はしていない。ウキウキだ。
だが私は嘘を吐いた。kakunoに続いて次も透明軸がいいと豪語していたのに、選んだ色は

オレンジ。

いや、あの、弁解させてほしい。ギリギリまで透明軸を買うつもりだったし、透明軸が一番かっこいいと思っているのは本当だ。ただ、どうしても譲れない点があった。コンバーターの色だ。

軸が透明なら当然コンバーターは外から丸見えになる。ちなみに、カートリッジを使うことは最初から想定していなかった。それはもう、kakunoで経験済みだ。早くコンバーターを使いたい。早く、ボトルからインクを絞り上げたい。
だが、safariに使うコンバーターは上半分が赤色なのだ。ごめんだけど、それが気に食わない。赤系のインクを入れて同系色にすれば…とも考えたが、私に赤はまだ早い(?)。

万年筆に話を戻して。

この色を選んだ理由は、誰がどう見てもオレンジという鮮やかなそれではなく、渋柿色のような絶妙なオレンジというところが気に入ったからだ(正式名称はテラレッド…)。表面がつるつるではなくザラザラしてるのも個人的に高得点だった。

インクが選べなさすぎて、夫に選ばせた

コンバーターを使うことは決めていたものの、インク、選ぶの大変すぎない?いっぱい色、ありすぎじゃない…?色も名前も瓶もぜんぶ、何でこんな可愛い…??

私に財力があれば、ボトルインクの一つや二つぽんぽんと買えたかもしれないが、そういうわけにはいかない。なんてったって初のボトルインクだ。
目移りに目移りを繰り返して、ついに私は自分で選ぶことを諦めた。クリスマスプレゼントということにして、夫に「インク選んで~」とお願いした。

その結果、夫が選んでくれたのは

「DIAMINE ダイアミン ボトルインク アニバーサリーコレクション 1864 ブルーブラック(BlueBlack)40ml」

ダイアミンだ!と思った。進研ゼミでやったところがテストに出てきたような感覚だ。だがこの色は知らなかったので、「ほーん、よく見つけてきたね」と上から目線にも思ってしまった。

夫にインクを選んでもらう上で、「書写・日記・手紙に使う」「顔料インクではなく染料インク(手入れがめんどくさそうだから)」と伝えていた。私をいつも笑わせてくれるふざけがちな夫だが、どうやら真面目に選んでくれていたので「無難に青系かな?」とは予想していたが、予想以上にシックな色で驚いた。もっと明るい色を選ぶような気もしていたのだ。いい意味でも悪い意味でも予想を裏切られた。

しかし、そんなのは些細なことだ。初めて手にするインクを誰かに選んでもらえたのが嬉しい。まあ、選ばせたんだけど。
ちゃんと希望通りの色だし、瓶もカットケーキみたいでめちゃくちゃ可愛い。「ケーキみたい!」と子供のようにはしゃいでしまった。可愛いすぎて、いつかのハンドスピナーのように気がついたら手に持ってしまっていたりする。回しはしないけど。

あと七個買えばホールケーキ型に…というのは気づかなかったことにした。


長くなってしまったので今日はこれでおしまい。
次回(未定)は、

「初心者はコンバーターにインクを入れるだけで一苦労」
「safari(F)の書き心地」
「紙でこんなに変わるの!?!?」

の三本でお届けするかもしれないし、しないかもしれない。

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