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育児のつらさすぐ忘れる現象の名前誰か教えて『TIGER&BUNNY 2期』

やあ、僕だよ。
よく「書くことが続かない」なんて悩みをnoteでもちらほら見るけれど、週に一回とか月に一回更新するより、いっそ毎日更新した方が続きやすいと思うんだよね。
毎日書いてないと「書く」が当たり前にならなくて、いざ書こうとすると「えいや!」の気持ちが必要になる気がする。
その「えいや!」はかなり気力を消費するから、特に虚弱体質の僕はついつい逃げ腰になっちゃうんだよ。

この固定記事みたいなことを考えたから、思考の断片をその時々で書き溜めるっていうのもしてみたのだけれど、どうしても書くと安心してすぐ忘れてしまう。
書き溜めた思考の断片を別の時に取り出してさらに考えたり、記事にするのはちょっとコツが要りそう。
この辺りは書き溜めのやり方が悪いのもあるから、考えていかないとね。

さて、今回書いているこの記事も「忘れ」られてしまった書き溜めの一つ。
「本作あらすじと感想」「赤子は思ったより乳を飲む」の項目は以前書いたもの、この導入文と前述の項目以外は現在の僕が書いたものなんだ。
一昨日「辛い日なんて一日もない」なんて書いた僕だけれど、どうやら「忘れた」だけだったのかも…。

さあ、始めようか。
今日も楽しんでいってよ。

本作あらすじと感想

「最近ネトフリ飛ばしてるなぁ」なんて思っていたらタイバニ新作の独占配信をキメてきた。
この時点でテレビ版劇場版ともに視聴済み。同じスタッフが作った『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』もリアタイ視聴済み。
つまり、僕にとって待望の新作だったがために、ハードルがそこそこ高くなってしまった。

結論として、これを「虎徹」と「バーナビー」の物語と見るならば、蛇足だったように思う。今回の新作でテレビ版で完結していた、あるいは劇場版で確立された二人の関係性に進展はない。
が、「バディ」の物語とするならば、エンタメ性が強くて楽しめるものになっている。新キャラが活かしきれていたかと問われてしまうと唸ってしまうのだけれど、キャラエピソードが大好きな僕は大満足です。
「あっこれPixivで見たやつ!」なエピソードも見られ、解釈一致が凄まじい。
いや、解釈一致どころか思ったより、、、、、二人とも仲良くない…?もはや夫婦じゃない…?
そんな、まさに「公式は最大手」な作品だったよ。

赤子は思ったより乳を飲む

一週間前から息子氏の寝つきが極端に悪くなり、グズグズと不機嫌な時間が急に増えた。
ついにこの世の中に生まれてきたことを自覚し、そして絶望したのではと成長に感動する反面、付き合わされる僕は寝不足で倒れそうだった。

グズグズの彼は深夜だろうが早朝だろうが関係なく、僕の下手な歌を所望し続ける。これは妊娠中に慣れない家事をこなしている最中、気に入ったアニソンを歌い通していた影響なのか(夫からは「この人の泣き声よりよっぽどお前の歌の方がうるさい」と言われる)。
さすがに心が折れそうになり、片っ端から「おっぱい直後 泣く」「歌 止める 泣く」等で検索するが、効果的な結果は得られない。しかも検索結果には恐ろしい情報もちらほらあって(隠れた障害とか)、仕事や勉強がひと段落した時間すら気の休まらない一週間だった。

スマホの充電がなくなったある時、ふいに息子氏を眺めていたら授乳直後に口をパクパクしながら両手を目いっぱい天に伸ばしていた。
このしぐさは、おっぱいが欲しい時のしぐさである。そして思い出した。僕はちょうど一週間前に授乳回数についての記事を読んだのだ。
なんてことはない、グズグズしていた理由は授乳量の見誤りだったのだ。

と、ここまでが2ヶ月前の僕の書きかけ

たった2ヶ月前の話だが、僕はこの書きかけを見るまで「そういえばそんな週もあったような…」程度の記憶で、もはやちょっと良い思い出になりつつある。

今思うことと言えば「そうか、僕は寝不足だったっけ?」くらいなもので、その時の自分が可哀想になるくらい他人事である。自分がこんなに他人事なのだから、自分以外の本当の他人、、、、、が理解するのは非常に難しかろう。
ここで僕が得た知見は、誰かにつらいのをわかってほしいと「共感」を切望するより、無理やりでも物理的に休む方が早く解決するということ。

結論として、書くことや勉強、諸々の生きるための作業をとにかく雑にこなす(夫に丸投げしたり、本来やるはずのものをやらなかったりして人に迷惑を少しかける)といくらでも寝られるようになったため、現在この問題は解決している。
息子氏を育てる中で今のところ唯一、寝不足だったのはその週で、きっとつらかったのもその週か前後だったのだろう。
それは、寝不足のせいで生きものを育てる上で最も大事な「観察」が雑になり、息子氏の快適さが損なわれ、そのせいで余計な心配や焦り生まれて時間を浪費させていた。睡眠に充てられたはずの時間がどんどん失われていたのだ。

もちろん「共感」が悪いことだとは思わないが、「共感」が「観察」の質を上げることはない。「観察」の質を上げるのは何よりも育てる側の健康である。つまり、まともな五感である。

どうやら息子氏は抱っこや歌でごまかされてしまう時があるようだ

息子氏はかまわれていればその他は何もいらない系男子が講じて、お腹がすいていても、オムツが気持ち悪くても、抱っこされて適当に遊んでもらうと満足してしばらく機嫌よくなってしまう。
のちに、急な泣き声を聞いて「ああ、さっき本当はオムツかえてほしかったんやな」なんてことが結構あるのだ。
他の赤ちゃんを見たことはないけれど、もしかしたら彼は僕が思うより、自分の欲に疎い傾向があるのかもしれない(が、眠い時の照明については非常にうるさく、テレビやスマホの光を絶対に許さない)。

欲の優先順位をつけるのは大人でも難しい。本当の欲を差し置いて、いくらでも代替できてしまうと言い換えることも出来るだろう。あるいは妥協、諦めとも言える。
欲に対して妥協しないことが賞賛される向きがあるけれど、僕は妥協や諦め賛成派だ。そもそも本当の欲を見極められているか自信がないので、いくつか道を残しておかないとろくなことにならない。

欲に対して真っ直ぐ突き進めるのは、体力のある人の特権なのだと思っている。だから若い人はよく「挑戦しろ」ってハッパをかけられるのだ。
実際は、年齢にかかわらず、欲を満たすための労力に見合う体力を自分が持っているかが重要だと僕は思う。

欲はどんどん複雑化する

これまでの話と矛盾するようなのだけれど、息子氏の欲が日々複雑化している。
「抱っこされながらほっぺすりすり、もしくはお腹なでなでされたい」とか、「ママだけじゃなくパパにも触って寝たい」とか、「二人でかまえ」とか。
少しでも「観察」を疎かにするとたちまち読み取れなくなるので、難儀している。

そして、僕は人間を育てているのだなと、何とも感慨深い気持ちだ。
これまで関わってきた他の動物と人間は、性質がまるで違う。
人間特有の性質として、同じ要求に見えても昨日とは違う何か、つまり欲を叶える過程が日々変化するように思う。しかもそれがどんどんエスカレートしているという訳でもなく、昨日はママとパパがいてほしかったけど、今日はママ(あるいはパパ)だけで寝てもいい、みたいな。

人間はわりと常に矛盾している

こういうのを上手く言えないなと思っていたら、「個人内多様性」という言葉があるのを最近知った。

定義としてはこの記事の「ゆらぎ」が近いかもしれない(検索して一番上に出てきた、経済学の先生が言ってる「個人内多様性」とはちょっと違う)。

人間には、一人の人間の中にすら多様性があるって話なのだ。それは環境が変わってもすぐ適応できるように獲得した特性で、試行錯誤の末に大抵の解決を見いだすための優れた性質である。
だから昔善人だったとしても今が善人かどうか分からないし、むしろ状況によっては善人が喜んで他人に攻撃を加えないとも言えない。人間は環境に適応するが故に矛盾している。

男子3分会わざれば刮目して見よ

要求や反応が複雑になって、どんどん人間らしくなっていく。少し目を離した内(3分)に夫が大騒ぎする面白い行動をしてくれたりする。
赤ちゃんを育てる前はどんどん出来ることが増えていく「進化」を毎日感じると思っていたのだけれど、「進化」というより元々持っていたものを取り出してる感じがする。
「お前そんなもの持ってたんか!」ってこちらが驚いている間に、育っていってしまっている。何せもうあと3日で生後4ヶ月である!

…この先、息子氏に相手にされなくなった時のためにも、こういう記録は細々と続けていきたいものだね。

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