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やらねばならないに囚われた元エリート(笑)の僕がいっぱいやめた話 前編『やめてみた。本当に必要なものが見えてくる、暮らし方・考え方』

やあ、僕だよ。飽き性ちゃんだよ。
『365日のシンプルライフ』を観てから、物を減らすことは難しくてもなるべく買い足さないようにしているんだ。
ミニマリストにはまだまだ程遠い僕が見つけたこの本も、「余計なものをそぎ落とす」系の本。僕の「やめてみた」話も書いているよ。
さあ、今日もはじめよう。少しでも楽しんでくれると嬉しいな。

本書あらすじと感想

『やめてみた。本当に必要なものが見えてくる、暮らし方・考え方』わたなべぽん
kindleunlimitedで読了。
元々汚部屋の住人だった著者(『ダメな自分を認めたら部屋がキレイになりました』より)が行きついた、快適に自分らしく生きる方法を見つけていく本。漫画形式で、絵柄も優しいので非常に読みやすい。
この手の本はSNS発インフルエンサーたちがこぞってビジネス化しているジャンル(例えば「生きるのに必要なのは〇〇個だけ」「私らしく生きる」などの文言が入っていることが多い)だが、結構な割合でプロセスの伴わない「良質なモノに囲まれている自分」の自慢か、露骨な商品レビューか、あるいは明らかにブランディングを目的としているものが多い。
こちらの本はきちんとエンタメとなっている(自己啓発というよりコミックエッセイ)。やめるに至った経緯が著者の心情と共に表され、モノだけでなく「心の中も、やめてみた」エピソードが入っているのも好感度が高い。

なお、この時点では汚部屋は抜け出しているので、一応普通の生活は出来ているけれど何となく生きるの息苦しいと感じている人向けの本である。本作、続編二作を実践できたら、もはやあなたは有名インフルエンサーと同等。「ていねいな生活」のスペシャリストになれるだろう。

やりたくないことは「やらない」

「やりたいことがないやつはやりたくないことの消去法からやれ」
この文言、僕と同世代の会社勤めはどこかで聞いているかもしれない。今も就職活動本に書いてあるのだろうか。
僕はこの考え方をすごく大事にしている。
生きていく上でやらねばならないあれこれに、やりたいことを見出すのは困難だと個人的に思っている。だから僕は社会人生活の始まりの段階で、やらねばならないことにやりたいことを期待するのをやめた(労働にモチベーションがなかったのだ)。
家事もそう。やらねばならないことだが、その中だと食事作りや洗濯、買い出しをやりたくない。だから夫にやってもらっていた。
それ以外のこまごまとした手続きや、掃除は僕の担当になった。モチベーションはないが、仕事の後に夕食を作るくらいなら掃除の方がマシだ。

そうして選択し、「マシだな」の中で過ごしているといくつかの「マシだな」が「結構やりたい」に変わり、「これをもっとやりたい」になる幸運も訪れる。
やりたい気持ちなんてそのくらいでちょうどいい。大丈夫、何者かになるのはそこまで難しいことではないって僕は思う。

「マシだな」が「やりたくない」になることもある

問題はこのケースだ。
元々自分が始めたことだし、これ以上にマシなことは見つからない。でも「やらねばならない」から、やる。しんどくなる。
僕は人間として欠陥を抱えている。やらねばならないことすらまともに出来ない、生きる資格のないゴミクズだ。
そういう時の僕は「存在しないやりたいこと」や「やりたくないの中で報酬が高いこと」を探しがちだ。やらねばならないことは待ってくれないから、つい「やりたくない」をふるい落とす作業を省略してしまうのだ。

僕はそれでたくさんの痛い目を見てきた。
転職回数が多いこともそうだし、趣味や家事や人間関係でもそうだ。

雑で大雑把な性格は本当に難儀だ。それに加えて僕は怠け者で、体力もないから楽な方に流れてしまう。
睡眠不足や疲労が焦りを冗長させ、判断が曇る。

僕なりの解答は後編にあるよ!

暗い場面が続くけど、ちゃんと持ち直すからね!心配しないでね!

後編はこちら。

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