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ごめんごめん、本当に悪かったってw『もけらもけら』

やあ、僕だよ。
毎日投稿するにあたって頼みの夫が昨日吐いてしまった。
風呂上がりの一杯おっぱいをキメた抱こちて星人も、幸せそうにヨーグルト状の何かを盛大に吐き、僕は「似たもの親子かよ」と爆笑しながら昨日の投稿を諦めたのさ。

さて、僕の抱こちて星人もとい息子氏の4ヶ月健診は滞りなく(あった)終わり、息子氏の抱こちてに付き合った昨日の夜について書いていくよ。
それと、最近お気に入りの絵本についてもレビューしていくね。

じゃ、始めようか。
君が楽しんでくれると嬉しいよ。

本作あらすじと感想

『もけらもけら』(1990,日本)
フリージャズの山下洋輔さんとモダンアートの元永定正さんの有名絵本らしい。らしいというのは、この本を中古書店で見かけ、息子氏が反応した(ような気がした)から買ったので前知識を持たなかったためである。
とかく有名な本、ベストセラーの本はたくさん刷られるので安く購入できることが多い。

赤ちゃんの好きそうなカラフルでパキッとした色合いと、独特のオノマトペが耳に心地いい絵本だ。
後半、モノトーンで「じょわらん」と繰り返されるページが「怖い」なんてレビューには書かれていたけれど、つり鐘が遠くの方で響く感じがして僕はわりと好きである。

息子氏は全ページ食い入るように見ている。もっとも彼が食い入るように見なかった絵本は、『ひれから手へー進化のぼうけんー』くらいだ(二色刷りの色彩地味目、しかも小学生向け絵本である。つまり僕が読みたくて買った本)。ずいぶん前のめりで見るので、僕の音読は邪魔になるかとやめたら、わざわざ振り向き振り向き、僕の顔と絵本を見比べて座りの悪そうな態度をとる。
他の絵本で音読をやめてもここまであからさまではないので、おそらく音も気持ち良いのだろう。確かに「じょわらん」は読んでて気持ちがいい。

耳も目も楽しめる、あかちゃんにとって最高のエンタメ本なのは間違いない。

夫は頭痛持ち

僕は夫に会うまで、頭痛持ちは神経質な人がなるのかと大変な偏見を持っていた。
が、明らかに大雑把でなるべく省エネで生きている夫は頭痛持ちなのだ。悟りを開けそうなくらい本質に近い生き方でも、頭痛は関係なくやってくる。

それで、激しい頭痛のすえ夫は吐いた。
一昨日もその前日も慣れないことをしたので疲れが出たのかもしれないし、単に寝すぎた(15時間以上眠っている!)のもあるだろう。驚いた顔をして「何で吐いたんだろう、感染症だったらどうしよう」と言っていた。彼曰く、直前に食べた安い刺身が原因ではなさそうとのことだった。
僕は噛み合ってない会話だなと思いながら、「頭痛だからじゃないか、僕が吐いたと話したろ」と夫に言った。そこでようやく夫は納得したようだった。つまり彼には激しい頭痛のすえ、、、、、、、、吐いたという意識がなかったのだ。

僕はめったに頭痛にならないけれど、一度なると吐くような痛みが襲う。まるでならなかった分の頭痛を積み重ねたような痛みだ。
偏頭痛でちょくちょく頭痛になるのがいいのか、それとも大きな頭痛にたまになるのがいいのか。もちろん、ならないに越したことはないのだけれど。

滞りまくった4ヶ月健診

抱こちて星人は、いつもならまったく待てない星人ではない。が、この日に限って抱っこをやめると拒絶反応を起こした。
冒頭にもあったように4ヶ月健診があり、僕の甘い見立てで15分遅れた上、書類の不備(A3裏表のプリント記入だったのだが、A4表分しか記入していなかった。こういうことはよくある)のせいで息子氏は薄着でずいぶん待たされた。
そこに追い打ちをかけるがごとく、3本の注射である。抱こちて星人にとってストレスフルな1日だったはずで、であれば待てない星人になっても不思議ではない。

「記入してないの気づかなくてごめんなさいね」なんて看護師さんに言われ、僕は非常にいたたまれない気持ちになった。記入する書類は必ず裏表を確認する。学校のテストなら追試を受ければいいけれど、生活する時の書類は他の人に迷惑がかかると身をもって知った。「でもこんな書類要るのかしら、同じような質問に何度も答えたし、病院から保健センターに共有すれば済むんじゃね?」とも思ったが、僕のような人間は僕が思うより少なく(学校のテストでも記入忘れで追試になったのは僕だけだった)、そこにリソースを割く余裕はないのだ。
なので、せめて予防接種の書類くらいはなんとかしてほしい。マジで。僕も気をつけるから。

そして放置された夫

つまり、僕のせいで夫は放置された。可哀想に。
「優しくしてくれ」と言われたが、「ばんちゃんが抱こちて星人だから無理だな」と突き放した。可哀想に。

赤ちゃんは大人がいないと死ぬが、大人は大人がいなくてもまず死なない。今、介抱せずともいずれ回復するだろう。この状況がめぐりめぐって僕のせいだったとしても、だ。
まったく可哀想な男たちである。

被害者たちは思い思いに夜をやり過ごす。いつもなら夫のゲーム音かあるいは誰かのライブ配信の声が寝室にまで届き、僕も一緒に楽しんでる気になるが、今日は何も聞こえない。いつも聞こえる音がないせいか、やはり4ヶ月健診と注射がつらかったのか、息子氏も顔を僕に擦り付けてむずがっている。

僕ができることと言えば彼らのために同情することだけである。可哀想に。ふふふ。おっとまた笑ってしまった。
いつも僕だけが可哀想なのだから「ざまあみろ」という気持ちが多少なりともある、というわけではない。断じて。

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