会社で買ったけれども、自腹でも自分用を買った3冊の本_2021年度版
今の勤め先には、仕事に関係のある書籍を、会社経費で購入できる制度があります。
経費で購入したものは、会社の共有スペースにある棚に入れられて読むことができます。
それらをちょこちょこ読むのですが、2021年に自分でも買った本を紹介します。
1.ビジョナリー・カンパニーZERO(ジム・コリンズ)
本書は1992年発行、日本語未訳の「Beyond Entrepreneurship(ビヨンド・アントレプレナーシップ)」をアップデートしたものです。
副題に「ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる」とあるとおり、起業家やスタートアップ、中小企業のリーダーを対象として、人材、リーダーシップ、ビジョン、戦略といった広範なテーマを取り扱っています。
そしてオリジナル版から追加されたテーマは「人」。第2章部分にそれを追加しています。そこで気になったのが「ポスト」のくだりです。
上記ほどの重要ポストではなくとも、どの役割をだれにお願いし、成長を促すか、それとも交代するのか、ということはいつも悩ましい思いをします。
「社員に成長してほしければ、まず自分が成長する」
私のようなベンチャーに転職した人間には示唆溢れる内容でした。
2.超ライティング大全(東 香名子)
この本の目的は「バズる記事」を書くためにはどうすればよいか、というもの。
いわゆる文章術系の本になるでしょうか。準備、フォーマット、選ぶべきテーマ、書いてはいけないこと、など、バズるためのテクニックを書いた本です。
例えば『「仮タイトル」を決めておけば書くスピードが10倍アップする』という項目では以下のようなことを著者は説きます。
上記以外にも多くのテクニックが披露されています。
なるほどと思いながら読みましたが、自分自身がこの記事で実践できているかは
3.外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント(山口周)
今回紹介する本で、この本だけが2021年の発売ではありません。
2021年の下半期に私の頭を大いに悩ませた問題に、「電子帳簿保存法」の改正対応がありました。
電子取引データの電子保存が2022年1月より義務化される、というもので、未だ紙主体の経理業務をやっている我々は、いそいでこれらに対応する必要がありました。
経理でプロジェクト的に対応を進めることになり、プロジェクトマネジメントとは何かというのを一度インプットするために読みました。
個人的に一番ハッとさせられたのはメンバーのアサインメントと成長力に関する以下のくだりです。
結局、電子データ保存は2年間の寛恕措置が取られることになりましたが、私にとっては反省の多いプロジェクトになりました。
最後に
2022年はじめということで、昨年読んだ本の振り返りをしました。
最近は、つい仕事関係の本ばかり手にとってしまいますが、読書に関して梅棹忠夫は「知的生産の技術」で以下のように言っています。
ここでいうモーターとは、自分自身のことでしょう。
年を経て大分古めかしいモーターとなってきましたが、今年もなんとか回転できるよう、2022年もメンテナンスを怠らないようにしたいものです。
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