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當麻寺と當麻寺奥院

急遽、休みになった土曜日。
冬牡丹が見たくなって、當麻寺奥院へ行くことにした。

”當麻寺 冬牡丹”と検索してみると、
當麻寺 奥院と出てくる。
なぜわざわざ奥院と明記されるのか?
なんとなく違和感を感じていたものの、それ以上踏み込んで調べることはなかった。

実は、當麻寺と當麻寺奥院は別なんです。
當麻寺は奈良仏教から始まったお寺(現在は真言宗)
當麻寺奥院は1370年建立で浄土宗。
位置的には當麻寺の奥側に位置しているからてっきり同じだと思い込んでいた。
思わず「ややこしいわ!」とツッコミたくなる…
駅から参道をゆるゆると登っていくと當麻寺の東大門が出迎えてくれて、敷地内を歩いて奥まったところに奥院があるから、てっきり同じだと思うよなあ。

奥院の冬牡丹が目的だったけれど、東大門からが當麻寺境内なので当然當麻寺の本堂などを拝観することになる。
到着したのが午後1時を過ぎていたうえ、この後の予定が詰まっていたけれど、初めての訪問でその辺りをすっ飛ばしていきなり冬牡丹だけを見に行くほど野暮ではない。
ところが當麻寺のあちらこちらに国宝が、こんな近くで見ていいんですか?と思わず言ってしまいたくなる程に無造作にあって、冬牡丹よりも国宝や重文に指定された仏像や建築物に見惚れてしまった。
特に、金堂の弥勒仏は圧巻です。
伽藍三堂(本堂・金堂・講堂)はセットで拝観できるけれど、常時解放されているのは本堂のみで、金堂と講堂は拝観時のみ扉を開けてくれるスタイル。だから拝観が終わるまでお寺の方が待ってくれているため、あまりゆっくりとしてられないなあと気遣ってしまう。本当は座り込んで心ゆくまで見上げていたいと思うほどのお姿。(決して仏像マニアではないが見惚れます)
時間が無くて、東西の三重塔(国宝)も庭園が有名らしい中之坊も見て回ることができず。
なので當麻寺はもう一度ゆっくりと訪れたいと願う。


東大門


金堂(重要文化財)


當麻寺奥院


當麻寺奥院




當麻寺奥院からの見る三重塔


浄土庭園


當麻寺


東大門からの眺め


以下、當麻寺周辺のスナップ







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