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やっぱりビジネス向いてない

転職して数週間が経った。まさか私が必死に就活して、やりたいことを追求して、思考して、ここで働こうと覚悟を決めたはずだった企業を1年で辞めて、転職して未経験業種の企業で働いているなんて夢にも思っていなかった。

1年間、人材業界の企業で働いて、ビジネスの仕組みを作っていたが(新規事業部に配属なり、転職支援のサービスを作っていた)今、転職した身になって感じることは、転職して働いてからが1番不安だということだ。

もちろん、転職する前の書類や面接なども大変だが、転職サービスを使えば添削をしてくれたり、面接練習をしてくれたり、フィードバックもくれたり、はたまた心強い相談相手にもなってくれる。しかし、採用が確定するとサービスは終了してしまう。つまり、これまでの心強かった相談相手がいきなりいなくなってしまうということ。

転職先では、また新たに人間関係を築かなければならない。新しい出会いが楽しいと感じる人もいるが、それでも最初はどんな人でも心理的な負荷はかかる。心のはけ口がないことは、辛いことだ。

ビジネスの視点から見ると、採用した企業と転職サービス企業との間での取引があり、大体の場合、採用が成功すると成功報酬が支払われる。その成功報酬が事業部のKGIになっているためその数字、すなわち採用成功者をどんどん排出しなければならない。その採用成功者を増やしていくと、採用が確定した人の面倒を見る優先順位は1番低いと言えるだろう。新しい転職者と面談なり面接練習をしたり、新しい取引先へ営業に行く方がKGIに繋がるからだ。

それがビジネス。というのを1年務めた会社で目の当たりにした。これが悪いと言っているわけではない。ただ、私個人的には、1人になる不安や誰にも何も言えない辛さが痛いほどわかるからこそ、ビジネスの仕組みは私の思考(哲学)とはとことん合わないなと感じる。

数値を追わないと、新規を増やさないと、売上を作らないと、会社が倒れるのはもちろん理解しているが、人の人生に足を踏み込んでいるということを、私は忘れたくないなあと思う。

これを偽善というのかもしれないが。


転職活動頑張っている人、転職して新しい環境で頑張っている人、毎日頑張ってて偉い💐

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