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子どもとKPTをやってみた ~小学校でチームで実践してるKPTを取り入れて貰ったら、 子どもの生活が劇的改善した話~

KPTを知ったきっかけ

お世話になっているシステムチームで、「毎朝の朝会(進捗報告会)」&「週1回のKPT」が行われています。
KPTとは、
Keep(良いので続けること) Problem(問題点) Try(試すこと)を挙げ、業務改善に繋げるもの。
私自身もこの「毎朝の朝会」により、見通し、作業の整理、問題解決。「週1回のKPT」で業務改善ができています。

子どもとKPTの理由

私には、小学生と中学生の子どもがおり、数年前にブランクを経て仕事に復帰しました。
下の子、なかなか難しい性格です。
成長と共に落ち着くだろうという期待もありましたが、その時その時で色々問題が出てくるという状態でした。

試行錯誤、どうしたらこの状況を改善することができるのだろう。
発達障害の記事や本を読み、色々試してみましたが、効果がいまひとつ。
私も一貫した指導を続けられない状態でした。
その中で、とあるWeb記事に、

"発達障害の子どもには「見通し」と「視覚化」と「褒め」が大切"

これ・・・朝会?KPT?

子どもとKPTをやってみよう

1) まず、家庭でKPTを実践
・イラスト入りシートを用意。
・項目は、学校でやったこと、良かったこと、悪かったこと、やりたいこと
・「今日あったことをお父さんが知りたいから教えてね。」と、寝ている時に帰宅する父親への報告形式で書いてもらう。
・書いた内容に関して、私は深く追求しないこと。

【良かったこと】
・問題点が具体的になることで、本人も自覚し、気をつけるようになってきた。
【悪かったこと】
・P(問題点)を出すと小言に繋がると思い、Pは隠すように。
・隠すので、尋問気味になってしまう。追及しないなんてできない・・・。
・KPTに対してネガティブになった。

改善したいのだけど家庭で話すことを嫌がるし、また失敗?
家庭内での取り組みで改善になるのかな?という状態でした。

2)学校でKPTが行われることに!
個人面談があり、夫から担任の先生にKPT(振り返り)を提案。
先生がフォーマットを学校版に改良、放課後に一日の振り返りが実施されることになりました。
【学校KPTの内容】
・1日の流れに対し、◎〇△×形式で回答 と 一言(良かったことKeep、悪かったことProblem、頑張ることTry)をシートに記入

例:
算数〇 手をあげた。ノートをとった。
国語 △ ボーっとした。 ボーっとしない。 なんでボーっとしちゃったかな?(先生と考えた)

掃除 〇 協力できた。 いいね、その調子!(←先生が書き込んだ)

・△×(Problem)に対する改善策を一緒に考えてくれた(アドバイスはシートにも記入)
・◎〇(Keep)に対し、褒めシール等工夫してくれた。
【結果】
・先生と対話することで信頼関係が回復した。
・注意されてばかりよりも、カイゼンを誉めてもらうことにより、先生に好意を持ち、学校に対するネガティブイメージを払拭できた。
・学校と家庭の情報共有で、指導に一貫性がでた。

KPTを続けた現在は?

開始1週間で大幅に改善、
本人も楽しく学校に行けるようになってきました。
本人はKPTがルーチンワークになってきて、クラスメイトになんで残ってるの?と聞かれても、振り返りだよ。言っているようです。
周りも特に気にしていない様子です(低学年だからかな)

そして、「苦手なことがある子」がKPTに参加するようになり、現在クラス内でKPTが行われるようになったそうです。(良いことに、KPTに居残りのイメージが無い)

先生の仕事を増やしてしまって申し訳ないのですが、これで改善されるならばwin-winということで・・・。

夏に開始されたKPT。現在も継続中ですが、ほぼPが無くなってきたかな?という状態です。
徐々に積極的に物事に取り組めるようになり、何より、学校に楽しく行けるようになってきているというのが一番の改善です。

協力してくださった学校、本当にありがとうございます。
そして、KPTを知ることができて本当に良かったです。
ありがとうございました。


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