肯定系の言い回しが行動に繋がる

物事を言葉にして表現する際に、肯定系な言い回しにすることのメリットについてです。


例えば、「朝きちんと起きられなければ待ち合わせに間に合わない」と言う否定形(○○ない)の言い回しを、「朝きちんと起きられれば待ち合わせに間に合う」と言う肯定系の言い回しに変えるとします。

ここでは「起きられなければ」と「間に合わない」の2つが否定形で、このイメージのために、緊張感や不安感など、ネガティヴな感情を感じるかもしれません。

それを肯定系に「起きられれば」と「間に合う」に変えることで、上手くやり遂げた自分と良い状態の未来のイメージに変わるので、ポジティヴな感情に変わるかもしれません。


こうしたイメージから湧き起こる気持ちの違いとは別に、肯定系にはもうひとつ、プラスの特長があります。

それは「○○する」「○○できる」と言った言い回しにすることで、どうすれば良いかを、具体的に直接表すことができる、という点です。


「目覚ましを掛けなければ、朝きちんと起きられず、待ち合わせに間に合わない」と否定形で表現するのではなく、「目覚ましを掛ければ、朝きちんと起きられて、待ち合わせに間に合う」と肯定系で表すことで、「目覚ましを掛ける」と言う事が自分のすべきことなのが一発で分かります

つまり否定形で表現した時の「それで、結局どうすれば良いのか?」と言う問いを持つ必要が無く、いきなり答えが表現できると言う事です。


ネガティヴな感情でも、ポジティヴな感情でも、結局やるべき事をやるのは変わりません。

そうであれば、「○○する」と肯定系で直接的に表現する方が、気持ちはポジティヴになり、やるべき事は分かりやすいため行動にすぐ繋がる、とメリットが大きいのではないかと考えています。

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