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子宮頸がんワクチンを受けた話

子宮頸がんワクチン9価(ガーダシル9)を受けました。

きっかけは、HPV検査を受けたこと。
結果は、低リスクHPV陽性だった。「あ、今ワクチンを受ければ子宮頸がんを予防できるんだ」と思い、ワクチンを受けることを決めた。

HPVワクチンが日本で受けられるようになった頃、私は既に高校生。副反応問題で積極接種がされなくなる前だったが、私は対象年齢外だったので受けなかった。(当時は2価ワクチンのサーバリックスだったと思います)

当時同い年の友人でも受けている人もいて、受けるか受けないかは個人に委ねられていた。私も受けたいなと少し思いつつ、対象年齢じゃなかったのと副反応の話が出てきたので、そのままにしてしまい、大人になった。
現在私の住んでいる地域では2年に1度無料で検診を受けられるはがきが届くので、そのときは受けていたし、何度か不正出血で婦人科を受診したときも子宮頸がんの検査を受けていた。

でも、ガーダシル9が承認されたり子宮頸がんが話題になったりすることで、定期的に検査を受けていてもワクチンを摂取していないので不安を感じていた。HPVは性行為で感染するけど、感染しても自覚症状は特にない。子宮頸がんの検査を受けることでしかわからない。

そしてガーダシル9はいまだに輸入のものしかなく、かつ自費なので3回摂取するとそれだけで10万円近くかかる。既に高リスクHPVに感染していたらワクチンの意味はないのでは?今から10万円で受ける価値はある?
今思えば決心できなかったのは値段のせいだけど、何度もワクチン接種ができる近くの病院を調べては悩む、を繰り返していた。


HPV検査の結果がきて、低リスクHPVのうち1種類が陽性というのを見たときに、今しかない!と思い、すぐ予約。

次の日には受診した。軽い説明を受け、「ちょっと痛いですよ〜」と言われながらワクチンを打ってもらった。他のワクチンよりは確かに痛かった。

ちなみに輸入ワクチンなので、副反応などが発生した場合は国の健康被害救済制度は適用されません。でも輸入代行会社が提供している民間の救済制度があるそう。
またワクチンは3回接種なので2ヶ月後、6ヶ月後に1回ずつ打って完了となる。6ヶ月後に完了するまでに感染する可能性があるのか聞いたら、「可能性はなくはないけど、3回打つのは効果を長く持続させるためなので、ほぼ問題ないと思います」とのこと。


しかし、その数カ月後に行った婦人科で、私は軽度異形成の結果を聞くこととなる。
その場で「精密検査に出します」と言われて、子宮頸がん検診より痛い細胞の採取があった。
本当に痛くて、「なんで私がこんな目に…」と痛みと辛さで泣いた。しばらく不安だった。

結果は経過観察だったので2ヶ月ごとに検査を受けに行くことに。
数カ月後には自然治癒して、検査は半年ごとくらいでよくなった。

その間にも2回目、3回目のガーダシルを打った。
ちなみに回数を増すほど痛い。(コロナのワクチンより痛かった)


今ではすべて打ち終えたので、おそらく新しい感染はある程度防げるだろうし、子宮頸がん検診も定期的に受けていて異常なしということになっている。
やはり健康が第一なので、みなさん子宮頸がん検診は欠かさずに。そしてHPVワクチンが気になる方は、よく調べて、メリット・デメリットを考えて決められるといいと思います。どうせ打つなら早いに越したことはない。

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