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AC(アダルトチルドレン)について説明を試みたけど理解してもらえなかった話。

先日、母親と2人でアウトレットまでドライブに出かけた。その際に、初めてAC(アダルトチルドレン)について打ち明けた。

結果、期待していたような反応は得られなかった。

日曜日の夕方に、以前も感じたことのある険悪なムードだけが残った。

大人になった今も時々、親というものが自分の身近で最も話し合いのできない存在という事実を忘れてしまう。(冷静に考えると、わりとテロリストと同じ位話が通じないのではと思ってる苦笑)今回もまた、自分の言いたいことを分かってくれるんじゃないか、とどこかでうっすら期待してしまった。

人というのは、むしろ自分の非と自覚している時ほど被害者ぶって、相手を攻撃するのではないかと感じた。

当時の辛かった・嫌だったことをただ知って欲しかった私と、昔の話を持ち出されたことで攻撃され否定されているような気分に陥っている母親。

私の感じていた生きづらさをあくまでもHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン 英: Highly sensitive person, HSP)のせいにしようとする。

ハイリー・センシティブ・パーソン(英: Highly sensitive person, HSP)とは、生得的な特性として、高度な感覚処理感受性(あるいは生得的感受性 )を持つ人のこと。HSPは生まれ持った気質であり、生涯、変わることはない 。テッド・ゼフ による定義では「HSPではなく生まれた人より五感が鋭く、精密な中枢神経系を持ち、良い刺激にも、悪い刺激にも強く反応する感受性の強い人達」とされる。

引用元:


・・・おそらく違いますけどネ。私の場合は。

最初はそれだと思って自己分析をしているうちに、要因はもっと違う部分にあるのではないかと感じるようになった。そして探求の先に出会ったのがAC(アダルトチルドレン)という概念。

アダルトチルドレン(AC)とは、自分は子ども時代に親との関係で何らかのトラウマ(心的外傷)を負ったと考えている成人のことをいいます。

引用元:


HSPとACの特徴は似ている部分も多く、混合されて考えられることも多い。けれど私の場合は、過去の経験と照らし合わせてもACの可能性の方が濃厚ではないかと考えている。(これだけ過去に向き合わせて気付かせてくれたんだから、改めて武者修行はすごいと感じる)

それで。

尚も私が追求しようとすると、そんな過去のことをいつまでも引きずるなんて、と。

いやいや、そんな昔の話でもありませんよ?

両親に反発したらその場で「社会不適合者扱い」なんて3、4歳の物心ついた時から今の今まで変わってない。あなたたちの機嫌に振り回されていたことも、一度怒ると全く関係のない話を持ち出されたことも、極めつけの「さっさと家を出ていけ!」「社会に出てから辛い目に遭え!」も。

お互いを理解し合えないのが世代とか元々の価値観の違いだとかが要因だと言って聞かない。

あのね、私が言いたいのはそんな複雑な話じゃなくて、もっと人としての感じ方というか・・・と言いかけて、やめることにした。

所謂『毒親』の特徴として、「被害者意識」と「白黒思考」というものがあるらしい。だから過去のACの人の経験でも、打ち明けた時に

「お前は私を毒親だと言いたいのか!?」

「じゃあ謝ればいいんだろ!謝れば気が済むんだろ!!」

と逆ギレされるパターンが大半。

「相手が悪いか自分が悪いか」の両極端。どっちが正しくて間違ってるとか、正義と悪とか。こちらの言いたいことはそんなことではないのに、一方的に変換されて捉えられる。

私も後々になってもっと他の言い方がなかったのかな、と逡巡した。けれど、ACの事実を打ち明けることに変わりはなかったし、いずれにせよ結果に変わりはなかったのかな。


言えなかったこと。

あのね、毒親も毒親の被害者なんだよ

結局人は、自分がしてもらったようにしか相手にしてあげられないのだと思う。

だから両親は、両親がその親たちにされたような態度を私に対してとっているだけ。両親からすれば、むしろ私の方がおかしい。

でもまあ、いい。どれだけ時間がかかってもACを乗り越えたいと思うから。そのための試行錯誤なんだから、両親にどう思われようが別に重要ではないじゃないか。顔色を窺って何も言えないのは卒業しよう。


P.S.

写真はずっと欲しかったSM2の新作のシャイニープリーツスカート。自分でいうのもなんだけど、濃色よりもこういった優しい淡色の方が似合っている気がする。この色にして正解だったかもね。



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