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どうしてトイレにハマったのか

 36年前、ちょうど女性の時代の始まりと言われた頃、私もフリーランスのコピーライターとして注目されていた。
大胆にもフリーランスでやる人なんかいなかったわけ。しかも女性は、さっさと寿退社が当たり前の時代に、キャリアウーマンといわれて、マスコミに注目されると行政も注目する。
 その勢いにのつて、女性が主役のまち歩きを企画。
 自分のまちを歩いて、何が面白いの?とか散々言われた。しかも
参加は女性だけ!つまり男子禁制!
にしたら、めちゃくちゃマスコミに
注目され、キミ!逆差別じゃないのか。

今じゃ、いろんな意味で、もっと大変かもね。でも、コピーライターとしては、イベント企画は、素人なので何かインパクトが欲しかった。ただのまち歩きでは、面白くない。それでキャッチコピーは
“男子禁制  うふふ”



そのとき思ったわけです。
女性のまち歩きに、トイレは必須よね?!

 36年前、長崎の公衆トイレは悲惨。
臭すぎ、暗すぎ、汚すぎ、怖すぎ。
いわゆる4Kの代表選手。女性たちは、できれば切迫詰まっても通り過ぎたかったのに、その実態を誰も伝えようとしない。クサイものには蓋をしたわけ。
その蓋をあけて、公衆トイレの実態調査を半年がかりでやり遂げる。敢えて梅雨時の臭い立つ時期に。
写真付き、評価コメント付きで
行政へ提出。

当時の市長は、大変、驚かれたようで、
公衆トイレ担当者に、ぜんぶ見て来い!と号令かけたのが今でも語り草。

そのトイレ実態調査から、どんどんトイレにハマって、はや36年。
トイレ本を出したり、セミナーやったりいまや日本トイレ協会の運営委員!!
昨年、長崎市の新庁舎のトイレに
JTA賞🏆を頂きました。
もはや出ることも出来ない笑


#みんなにやさしいトイレ会議
#みんなにやさしい使い勝手

#見出し画像作成

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