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82/* 技術じゃなく、覚悟の問題

自分のこれからのキャリアや、指針について考えるとき、知識や技術力、環境などを過小評価して言い訳にしてしまうことがある。「楽な方に逃げる」の正体はこれだ。この人すごい!と思う人と自分を比べて、技術や知識や経験の差で諦めてしまうのは、本質から逃げているだけ。その本質とは、「覚悟」のことだ。

今日もそんな覚悟の問題を思い知った。僕が恐れていたのは自分の才能でも技術でも知識でもなく、覚悟の甘さが露見することだったのか、と思い知らされた。僕が憧れているような、才能や技術は、どこからともなくニョキニョキとはえてきたものじゃなくて、確実にこの覚悟を元に造り上げられていったものなんだと、痛感した。とともに、心底かっこいいと思った。

覚悟をもって努力を惜しまない人間はいつだってかっこいい。そんな人に人間は心を動かされるんだろうと思う。

最近、これからどう生きようとか、どんなみちに進んでいこう、とかそんなことばっかり考えている。どの選択肢を選ぶ情景を描いてもしっくりこないのは、その選択肢に魅力がないからではなくて、その道で生きていく覚悟がなかったからなのかもしれないな。将来のことを考える以前に、僕は僕のことを理解しきれていないし、向き合えていない。

これは別にネガティブな話ではないです。ただ、やっぱり覚悟のある人間を目前にすると、圧倒されてしまって打ちひしがれてしまった体験を咀嚼し直しているだけ。いつだって物事を疑う視点は大切だけど、盲信できる意欲はもっと大切だ。もし僕が、小さな頃夢見たことや、今でも心の奥底で抱いている信念を疑わずにこれたのなら、今僕が掴みたいと思っている「何か」を掴めていたのかもしれない。

とはいえ、まだまだ先の長い人生に絶望している時間も惜しい。だからこそ、今日この日記を書いた。他人のせいとか、上澄みの感情のせいにして逃げるのはもう辞めよう。どの道を歩むしたって、必ず逃げきれなくなるときがくるんだから。

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