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古着屋店長の生い立ちについて




オーナーの伊藤です。今回は、店長田中の生い立ちについて迫ろうと思います。下記の文章は、以前のインスタグラムの引用となっておりますので、気になる方はinstagramもフォローしていただければ幸いです。


Ib2店長の田中です。

さて、この機会に僕から皆様へぜひお伝えしたいことがあります。
というのも、まだIb2の中の人について全然お話できていないので、今回は店長である僕について紹介させてください!

今回も3部構成でお送りいたします!内容は以下の通りです。

・店長の生い立ち
・古着屋を始めた理由
・どのような古着屋にしたいのか

店長の生い立ち


改めまして、店長の田中です。

まず、始めに簡単な経歴からお話しさせていただきます。趣味は絵を描くこと、音楽を聴くこと、そして映画を観ることです。当店は海外仕入専門店なのですが、ちなみに僕が経験した海外渡航先はアメリカ、シンガポール、タイの計3カ国です。

そんな僕ですが、今回は以下の2つについて語ろうと思います。
・自分と密接に関わっている「絵を描き続けること」について
・服に興味を持ったきっかけについて

【絵を描き続けるということ】
物心がついた時から、気づけば左手にペンを持って、ひたすら絵を描いていました。高校を卒業するまでの間は、時間があれば息抜きとして描く程度でした。しかし、大学受験のタイミングでアーティストという職業を知り、絵を描くことを趣味のままで留めるのか、仕事にするべきなのかについて考えるようになりました。

結局、美大には進学しなかったものの、美術館が併設されている県内の公立大学へ行くことにしました。そして大学に入り、美術館でアーティストの制作の手伝いを始めました。

僕にとってアーティストという職業は未知の世界で、何もかもが新鮮でした。というのも、少し変わった美術館で、厳密にはレジデンスと言うのですが、気になる方は「AIR」と検索してみてください。そこで展示の設営をしたり、一緒にご飯を食べたり、焚き火をしたり、まるでアーティストと一緒に生活しているかのような体験でした。

ちなみに知り合ったアーティストは、日本で5本の指に入るストリートアート集団から、美大の教授など様々でした。絵を描くことを生業としている方々と出会う中で、「いったい自分には何ができるんだろう?」と考えるようになりました。

その経験を経て、今はとにかく色んな事に目を向けることを大切にしています。そんな僕の作品はこのアカウントから見れるのでぜひ(@ry__420)

【服に興味を持ったきっかけについて】

僕が服に興味を持ち始めたのは高校3年の冬です。大学への入学が決まったのはいいものの、着ていく服を全く持っていなかった当時の僕は、YouTubeで色んな情報を集めていました。そこで、あるYouTuberの動画で「マルジェラ」というブランドを知りました。なんとなく他人とは被りたくないと思っていた中でマルジェラに出会い、ユニクロやGUなどの定番ブランドとは異なる独特の世界観に惹かれ、そこから彼のコレクションに興味を持ちました。

知らない人も多いと思うので簡単に説明すると、マルジェラはフランス・パリ発のファッションブランドです。ブランド名でもあり、デザイナーの名前でもあります。彼の有名なコレクションである「アーティザナルライン」は「古着を加工して新たな命を吹き込む」というコンセプトで、「解体再構築ライン」とも言われています。ちなみに、ドイツ軍のレザージャケットを解体し、数着を組み合わせて再構築したジャケットや、ペイントが施されたドイツ軍のスニーカー「ジャーマントレーナー」などが有名です。

彼のコレクションはミリタリーに精通されているものが多いのですが、その理由の1つとして、ミリタリーアイテムが商標登録されていない点があります。あらゆるブランドがそのデザインに着目しているのですが、その先駆けとしてファッションへと昇華させたのがマルジェラだと言われています。

しかし、そのコレクションアイテムにすごく興味はあったものの、当時高校生だった僕には、高すぎて買えるはずもありませんでした。そこで、マルジェラの元ネタであるミリタリーアイテムを買い集めるようになりました。

ミリタリーの面白い所は沢山ありますが、文字数に限りがあるので、また別の機会に語らせていただきます。僕がマルジェラから教わった価値観は、「モノを再解釈することで、また別の価値が生まれる」ということです。

具体的には、「着られなくなった古着を1度解体し、別の服として生まれ変わらせることで、そこに新しい価値が生まれる」という彼が掲げるコンセプトは、古着屋として服を販売する私たちにとっても共通することだと思うんです。

そんな服の面白さに興味を持ち、そして今に至ります。ここまで読んでいただき本当にありがとうございます!

次回は「大学生が古着屋を始めた理由」について


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