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どのような古着屋にしたいか

オーナーの伊藤です。今回は、店長田中の生い立ちについて迫ろうと思います。下記の文章は、以前のインスタグラムの引用となっておりますので、気になる方はinstagramもフォローしていただければ幸いです。

さて、この機会に僕から皆様へぜひお伝えしたいことがあります。
というのも、まだIb2の中の人について全然お話できていないので、今回は店長である僕について紹介させてください!

今回も3部構成でお送りいたします!内容は以下の通りです。

・店長の生い立ち
・古着屋を始めた理由
・どのような古着屋にしたいのか



ということで、今回最後の投稿内容は「どのような古着屋にしたいか」です。



Ib2は「距離が近い古着屋」を目指しています。

なぜなら、特別な購入体験は、購入した商品を大切にする理由になるからです。また、その特別な購入体験は、購入するまでの過程に寄り添うことで生まると考えています。

そして、販売する全ての服は、私たちとお客様を繋げてくれる存在だと思っています。

私たちIb2は、この理想をオンライン販売で実現させたいと考えています。

そのためには、今以上に私たちのことについて発信する必要があります。加えて、私たちは可能な限り服についての情報を提供する責任があります。例えば、その服の歴史、デザインについてはもちろん、服がどのようにして運ばれたのかについてまで詳細に伝える必要があると考えています。また、今後はお客様とのDMやLIVE配信を通じて海外買付の様子や、商品の詳細について公開する予定です。なので、気になることがあればいつでもDMしてください。

そして、その背景には僕自身の実体験があります。
それは、ある古着屋で購入した1着の服と、その古着屋のオーナーの方との出会いでした。以下の内容は僕個人の実体験からなる、「距離が近い古着屋」を目指すきっかけとなったエピソードになります。

【初めて古着屋で服を購入した時のことについて】

僕は当時大学2年で、20歳になった自分への記念として、1着服を買いたいと思い、友達が勧めてくれた古着屋へ一緒に行くことになりました。それが初めて「古着屋で服を購入した瞬間」でした。ちなみに購入した服というのが、マルジェラというブランドの1999年秋冬のライナーです。そのマルジェラというブランドについては2つ前の投稿で詳しく記載しているので、興味がある方はぜひそちらも購読していただきたいです。簡単に言うと、自分が1番好きなブランドのヴィンテージ古着です。

まず、店内に入ると、右奥の本棚に、ファッションに関連する本がズラーっと並んでいて、その世界観に引き込まれました。そして、店内の端にさりげなく置いてあったのが、約8万円のマルジェラ1999秋冬のライナーでした。もちろん、当時の自分にとって過去最高額の買い物です。何度も試着し、何度も外に出て服の色味も確かめたりしました。結局一度その店を出て、喫茶店で何時間も考えた後に、ついに購入しました。

その服を購入した1番の決め手は、その古着屋と、営んでいるオーナーの方が持つ世界観でした。
オーナーの方が、その服を仕入れた経緯や、そのブランドを置いている理由、そして、古着屋を始めた背景やカルチャーについて全部話してくれたことが、この店から、この人から買いたいという僕にとっての特別な購入体験になりました。

この体験が、今の自分の価値観に繋がっています。そして、僕が古着屋を営む上で、最も大切にしたいことです。その上で、お客様が当店から購入した服を着用するたびに、「この服はIb2で買った」「Ib2で買って良かった」と思っていただけるようなブランドにしたいと考えています。

【最後に】

最後に、古着屋の店長として1つお伝えしたいことがあります。それは「自分の持っている服をできるだけ長く、大切に着てほしい」ということです。

「買った時の思い出」があればさらに愛着が湧き、たとえ量産された服だとしても、思い出があれば、その人にとっては唯一の存在になると思うんです。価値観の押し付けになってしまうかも知れないのですが、この考えは服に限らず色んなことに使えると思うんです。また、良い服というのは、価格の高い安い、ヴィンテージ、現行関係なく、その人にとっての思い出のある服だと思います。もちろん「買った服を手放さないで」と強制するつもりもありません。ただ、購入して良かったと思っていただけるために、できるだけ全部公開し、少しでも不安要素を取り除けたらなと思います。

長くなりましたが、以上の3部構成にて、僕の想いを語らせていただきました。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。引き続きIb2をよろしくお願いいたします。

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