印象「ヤバい奴」だったが私の恋人になった話①
彼との出会いは、京都のとある小さなライブハウスで出会った。
コロナが流行る前、大学で軽音サークルに入ってた人らを集めてコピーバンドを組み、京都の小さなライブハウスでライブをやりましょうという企画があり、その主催者と繋がりがあった。
私が写真を撮っていることを知っていた主催者は、その企画でライブの写真を撮って欲しいと頼まれた。
企画後の飲み会代もチャラにしてくれるのと、交通費や、ギャラも少し払ってくれるとの事だったのですぐ承諾した。
その企画に参加する人達は知らない人ばかりだったし、本当にライブの写真を撮る目的で京都に向かった。
現場に着いた途端、私以外にカメラをぶら下げている人が2人もいた。
1人は元々インスタグラムで繋がりがあった人(マジで写真撮るのうまい)、あともう1人は全く知らない人。
私入れてカメラマン3人も絶対いらんやろと思いつつ、とりあえず撮影を始めた。
撮影中、横でテンション高く写真を撮ってる、全く知らない人がいた。
グレーのパーカーを着ていた。
よく見ると手の甲に黒の油性マーカーで書いたであろう落書きがあり、左手には「☆」マーク、右手には「666」と書かれてあった。よくわからなかった。
彼は音楽に合わせて撮影をしていた。しかも他の観覧者よりもかなり左右に身体を振っていた。むしろほぼ踊りに近いレベルだ。
この人はヤバい奴だと思ったのと同時に、そんな揺れたら写真撮れないでしょと思った。
ライブが終盤に近づき、そのヤバい人がいたバンドがまさかのトリだった。
出演者だったんかーいと思いつつ、撮影をしようとしたが始まる前に腹痛を伴いトイレに行って戻ってきたらライブ自体が盛り上がりすぎてて最前列で撮影ができない状態であったため、撮影を諦めてライブを観覧した。
彼(ヤバい奴)はギターを弾いていた。
もちろん踊りながら、他のメンバーよりも身体を揺らしてギターを弾いていた。
MCに入ると、彼はライブ前にビール3杯と、ライブ会場に用意されていたMonsterを数缶飲んだらしい。
いやいやいやキメすぎだろと思ったが、とりあえず観覧した。
彼のライブ終盤、彼は何故か歯ギターをキメていた。(歯でギターの弦を弾くこと)
ライブ自体は大いに盛り上がり、企画は無事終了した。
企画終了後、打ち上げが河原町のとある飲み屋で開催された。
続きは後日書きます〜
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