付加価値依存症の総括

以前書いた付加価値依存症という記事があります。

付加価値依存症とは簡単に言うと、ありのままの自分に価値が感じられないので、付加価値をつける事に必死になるという状態のことです。
そしてこの状態の人はいわゆるメンヘラ状態に陥りやすく、精神的に脆くなかなか幸せを感じづらいです。
最近自分の悩みと向き合っていく過程で付加価値依存症について新たな発見があったので、今回はその新たな発見について書いてみたいと思います。

今までの僕の認識としては付加価値依存症は周りからどう思われるかをベースにしているものであるという認識でした。
ありのままの自分に価値が感じられないので、付加価値を付けて人から評価されなければいけないと思っている、承認欲求が強く周りからどう見られているかを気にしすぎているという印象です。
そして今の自分は誰かからどう思われるかではなく自分で自分を評価している為、自分は付加価値依存から脱却できているという認識でいました。

ところが最近気がついたのは、自己評価で自分に価値を感じる事も付加価値依存症だという事です。
付加価値依存症とはありのままの自分の価値では足りないので、付加価値を付けようとするという事なので自分で自分を評価する為に付加価値を付けるというのもまた付加価値依存症であるとそういう結論に至ったのです。

つまり第一次付加価値依存症(他者承認型)から脱却した次の段階として第二次付加価値依存症(自己承認型)になるという事です。
これは大きな成長でありますが、実際には付加価値依存からは脱却できていない為、本質的な人間の価値を発揮する段階には到達していないと言えるでしょう。

ではこの自己承認型の付加価値依存症の次のステップ、すなわち付加価値依存症から脱却した状態というのはどんな状態でしょうか。
僕がこの次のステップが可視化できるようになったのは、恩師のこんなアドバイスがキッカケになりました。
それは「自分に自信を持つ事と自分の人生に自信を持つ事は違う」という話でした。

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