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ともえ庵のたい焼きがすげえ

※6分ぐらいで読める記事ですが、「ともえ庵のたい焼きが食べたい」しか言ってません

たい焼きは、鯛を形とった金属製焼き型で焼いて作られた食べ物であり、餡入りで小麦粉主体の和菓子である。明治時代から食べられている日本の菓子。 主に日本国内で製造、販売、消費されている。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/たい焼き

「たい焼き」って何だろう?


皆さんは、「たい焼き」って何だろう?
って思ったことはありませんか?

僕はあります。(強め)

そのきっかけとなったのが、
ともえ庵(阿佐ヶ谷パールセンター商店街)は、
老舗の和菓子店です。

「阿佐ヶ谷」と言えば、
ともえ庵か姉妹かのレベルで認知されているのですが、
夏(5月〜10月)はかき氷でも有名です。


しかし、なんと言ってもたい焼き!

http://www.tomoean.net/sample-page/taiyaki/

(この袋が、限定商品や季節で違ったりするのも、楽しみの一つです。最近ではアマビエverなどもありました)

まず、店の前を通ると、ふわっとした香ばしさに吸い込まれます。
店で一匹ずつ焼き上げる「一丁焼き」は、ともえ庵の看板代わりにもなっています。


この香ばしさが鼻をかすめたばっかりに、
「お腹空いてないし、今日はやめておこう…」
という覚悟を何度へし折られたことか分かりません。



次に、パリッと心地良い食感を生み出す絶妙な薄さの皮
この皮を味わうと「よくある」柔らかい皮のたい焼きでは物足りなくなります。
食感の楽しさだけでなく、ギッシリ詰まった餡子とのメリハリも抜群です。

皮の材料も普通です。小麦粉、重曹、砂糖・・・。
小麦粉も砂糖も、スーパーで売られている普通のものと比べると、やや良いものかもしれません。
でも、専門店で少し余計にお金を払えば買える程度の高級さです。
そのかわり、材料の配合と焼き方には、かなり気を遣っています。
http://www.tomoean.net/sample-page/taiyaki/

こちらは、公式HPより。
なんて謙虚かつ真っ直ぐな姿勢でしょう…この情熱がたい焼きにも注がれています。

甘過ぎず、重過ぎず、それでいて隅々まで詰まった、
小豆の一粒一粒を味わえる餡子
この餡子が絶品です。
和菓子の餡子というと、途中から重くなって、飽きてしまうこともあるのですが、全く重くなりません。
それどころか、控えめな甘さと小豆の粒は噛めば噛むほど味わい深く、
後味に品の良さまで感じます。

 糖度が低い餡は、色が薄く、紫がかった感じに仕上がるので、見てくれも美しく、味も良い、まさに言うことなし・・・なら良いのですが、致命的な弱点があります。日持ちがしないのです。
http://taiyaki-tomoean.blog.jp/archives/70968856.html

こちらはブログより。
ブログでも餡子に対するこだわりを知ることが出来ますが、
日持ちがしないという飲食店として最大の欠点を持ちながらも、
こだわりの甘さ控えめの餡子を提供し続けているのですから、
美味しくないわけないですよね?


香ばしさ、皮、餡子、
この調和とメリハリを楽しんでいると、
あっという間に一匹食べています。

手の中には紙の袋しか残っていないのだから、
もしや、最初から何も入って無かったのでは…(名推理)
と思ったこともありますが、

次に考えることは、
いつも同じで、
「もう一匹買っておけば良かった…」と後悔しています。

いや、たい焼き2個連続で食う奴いないだろ!と思う方もいるかもしれませんが、
実際いけます。全然食べれます。
以前、白玉入りたい焼きからのプレーンたい焼きをカマしたことがあるので実証済みです。

ちなみに、値段ですが、何も入っていないプレーンなもので180円です。
ちょっと高い気がするかもしれませんが、
それは100円のたい焼きに慣れてしまっているからで、
この美味しさを知ると、安いとしか思えません。

更に、白玉入りたい焼きは320円。
これがまた堪らないです!
餡子の中に白玉が入っただけで、
食感とボリュームが変わり、
もちっとした白玉も味わえる一石二鳥の逸品です。
また、季節の限定商品として、ぶどうや生姜など変わり種のたい焼きも大人気です。

ともえ庵の名物

さて、ともえ庵の名物と言えば、たい焼きとかき氷、そして練乳餅ですが
それ以外にもあります。
そしてこれらが「たい焼き」の概念を迷走させている大きな原因にもなっています。

まずは溢れるたい焼き愛から生まれた、たい焼きクッション

そして、今一番必要なたい焼き、ことたい焼きマスク

メディアでも取り上げられ、SNSでも頻繁に話題に上がっています。

そして、最後に満を持して紹介するのはこちら。
たい焼きの開きです。

たい焼きの開きを目にした時の衝撃は未だ忘れられません…。
ともえ庵は、店員さんの接客も素晴らしく、
テキパキと動きつつ、ひたむきにたい焼きを焼く姿をいつも楽しく見ているのですが、あまりにも自然に店頭に並んでいるわけです。
たい焼きの開きが。

このたい焼きの開き、てっきりいたずら心から生まれた商品なのかと思いきや、実はともえ庵然とした真剣な思いから作られていたのです。

ともえ庵では、すぐに召し上がるお客さんには、できるだけ焼き上がった直後のたいやきを出し、 〜 中 略 〜
それでも出すことができなかったたいやきは、20分以上経ったものから順に廃棄してきました。
それでも、上で紹介したように、痛みを感じつつも廃棄を続けてきたのです。

「たいやきの開き」を作ることで、その痛みから解放されるなら、そのことはともえ庵一同にとっては大きな喜びです。
http://www.tomoean.net/sample-page/taiyaki-hiraki/

餡子の甘さを控えているため、
賞味期限が短いのがともえ庵のたい焼きの特徴なのですが、
そのたい焼きの賞味期限を延ばすことを考えて作られたのが、
たい焼きの開きだったわけです。
それでいて、皮と餡子の美味しさを味わうことも出来ると…。
相当な手間暇をかけて作られた、ともえ庵のたい焼きなわけです。

「たいやきの開き」は作るのに手間がかかります。ある程度まとまって売れないと、採算が合わないものになるかもしれません。
それでも採算に合うものにして、何とか作り続けたいと本気で考えています。

地方や阿佐ヶ谷に行くのは難しい…という方に朗報です!割れてもよければ、通信販売・地方発送もしているそうです!
(ページ下部に電話番号とメールアドレスがあります)
     ↓     ↓                 ↓
http://www.tomoean.net/sample-page/taiyaki-hiraki/

さて、ひたすらともえ庵のたい焼きを推しましたが、
この記事を書いて、色々調べたことで、
ともえ庵には一生ついていこう、という気持ちです。

あ〜食べたい。白玉→プレーン→限定の順番で食べたい!

(ちなみに、これを書いている今、腎臓病の持病により、
3週間以上の入院中で食事制限中+外出制限中です。
退院して食べるともえ庵のたい焼きはさぞかし美味しいに違いない…。
しばらくは我慢!)

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