NYに来て1年も経っていた話

久しぶりの投稿、なんと11ヶ月ぶり!前回noteを書いた時とはかなり状況が変わっているので大きく3つに分けていろいろ書いていきます。

変わったこと1:大学

前回noteに記事を書いたときは、ニューヨークと聞いて90%の人が想像するような場所より少し(いやかなり)離れた場所にある総合大学Art Historyを専攻していました。元々、アート関係を勉強するためにニューヨークという場所を選んだのですが、もしも自分の興味が全く違う方向に変わっても対応できるように、(のちに芸術大学に転校する気満々で)とりあえず総合大学への進学を選びました。アメリカでは大学転校は珍しいことではないのですが、単位の移行がスムーズだと良いなと思ったので系列大学を多く持つニューヨーク州立大学に進学しました。(実際は6単位ほど失いました。汗)総合大学なので出会う人たちの専攻も様々で楽しい反面、交流をしていくうちに、自分は何がしたいんだろうと頭を悩ませ始め、アートは大好きだけど、それをどの側面から勉強したいのか分かっていない人間が爆誕していました。結局私がたどり着いた答えは、制作側と鑑賞側をつなげる役割になりたいということでした。思い返してみると、私がアートを好きになったきっかけは、父が連れて行ってくれたスペイン旅行で見たアントニガウディの作品群でした。作った人のことも作られた時代も何にも知らない私が、あの動かないものに感動させられたあの時に、アートってすごいと感じたのです。私にそういう経験をもたらしてくれたのは、ガウディの建築物たちを評価しもっと多くの人の目に晒されてほしいと願った人たち=制作側と鑑賞側をつなげた人たち だと思ったのです。だからそんなふうになりたい!ということで、Arts Managementという専攻がある芸術大学への進学を決意しました。本当にいつか転校する気はあったけど、まさか総合大学1学期目でそれを決意するとは思ってもみませんでした。だけど決断は絶対早い方がいいし、今の大学での勉強は本当に楽しくて、その時のタイミングと選択は間違ってなかったと思っています。

変わったことその2:キャンパスライフ

総合大学ではコロナに対するルールがそこまで厳しくなく、そんなに目立つことをしなければパーティーも全然できて、ほぼ毎週末みんなで集まって狂っていたのですが、転校した先の大学では、コロナのため自部屋へのゲストが禁止でした。まあ全クラスオンラインで友達もいない私が参加するパーティーなんて無いんですが、総合大学と比べてキャンパスが静かで驚きました。だから前回noteに記事を書いたときは生活リズムがイカれていた私も、今の芸術大学に来てからそのルールのおかげでかなり身体時計が整いました。その衝撃の1学期目で私は静かな空間が好きに戻って、2学期目は部屋で本を読んだり映画を見たり、本当に好きな友達とだけ話したり遊んだりする時間が増えて楽しかったです。(出会いは本当に減った)でも盛り上がりそうなパーティーがあったらもちろん行きたい!それと、転校した先の大学はマンハッタンまで電車で50分くらいのところにあるので、暇さえあればシティの方にたくさんお出かけしました。ニューヨーク州立大学の学生は、美術館や博物館で入場料がタダになることが多く、現代アートが大好きな私はMoMAに2回ほど行きました。2022は最低でも10回は行きたい!

変わったことその3:食生活

総合大学時代は毎日、キャンパスにある食堂みたいなところでご飯を食べていました。アジア系からインド系まで色々なお店があり、大学のご飯にしては正直結構美味しかったと思います。学校発着のバスは学生証があれば全て無料だったので、たまに友達とダウンタウンまで行って、少しグレードアップされたご飯を食べたりしていました。それが転校して一変。マジでご飯がまずい。動物になった気分で無心で貪り食う毎日。それまで知らなかったけど、食ってメンタルにすぐ影響するので本当に鬱気味になりました。しかし転校後2学期目からはなんとラッキーなことにキッチン付きの寮に住めたので、自分の好きな料理を作って食べています。毎週スーパーに行くようになって、アメリカでの金銭感覚が養われてきている気がする。

そんなこんなで、この1年で大きく変わった3つについて詳しく書いてみました。2021年よく考えたら本当いろいろありました。一番感じたのは友達の大切さと、自立するという難しさかな。後者に関してはまだまだ考え中ですが。2021年を振り返りながら、アメリカの価値観を少しだけ手に入れた私が初めて日本に帰ったとき、日本という国がまた違って見えたことを思い出しました。それに関してはまた後日別の記事にしようかなと思います。こんな拙い文ですが、ここまで読んでくれた方ありがとうございました。

まだまだ続く!(不定期更新)


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