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人の評価を気にする生き方から修羅の心になるまで

他人にどう見られているかを気にしている限りは
他人の評価ばかり気にするようになってしまうし
それによって自分の評価が決まり、自信のない人間が出来上がる。

そして、こういう性格になると
心から何かを大切にしようという心がもぎ取られ
大切なものを大切にできなくなります。

自分に自信がなくなると
「人に迷惑をかけている」他人をdisったり
弱い立場の人を悪く言ったり、邪険にしたりすることもあります。
そして見た目、お金、仕事、配偶者、などのことをあげつらって
それで人を評価するようになります。
(そうすることによって、自分の立場とプライドを保っている。)

この小さな修羅の心は
小さな思いやりとは正反対のもので
人と人が思いやりを持って協力していく社会と
逆のものを作ります。
つまり、弱者を切り捨ててミスや弱さが許されない修羅の社会です。

小さな心の動きが、生きづらい世の中を作っている。

見た目が悪いから恋人ができない
お金がないから結婚・妊娠できない

他人の評価と他人からの受け入れ(という名の愛情)を求めて
自分の生き方を狭めていると
他人が評価してくれなかったときはどうするのでしょう。
生きるのを諦めるのでしょうか。

そして迷惑をかけないことを生き方の目標とすると
自分の存在自体そのものが原始的に「迷惑をかける存在」
という認識になり、何のために生まれたのか分からなくなります。
(それで自殺する人もいるのです)

人はお金から生まれた訳でも
必ずしも両親から全面的に受け入れられたから生まれた訳でもありません。
自分の生まれてきた意味を他人に求めると、
ときとして人生は辛いものになります。

人の評価は揺らぎやすく、完璧なものではないのです。
そんな不安定で不完全なものに
自分の価値を求めなくてもいいのです。


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