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私とネギ

大人になると嗜好が変わるというが、まさに
ネギがそうだ。大人になって好きになったもの
ナンバー3には、入るほど、今は大好きだ。

27歳ぐらいまで、ネギが大嫌いだった。
お味噌汁にのせる、彩りおしゃれでしょな
小口切りのネギも
お鍋に我がもの顔でいる長ネギも、
好きではなかった。
生臭いような、草のような、、、
後味が強く主張が強い感じも
嫌いだった。
「お母さん、ネギいらないってば」と
何度口にし、お箸で取り除いてきただろうか。


そんな私に、ネギが美味しんだぞと
教えてくれた人。
義父母だ。
はじめて、夫の実家へ行き、夫の両親と
顔をあわせた26歳の冬。
緊張する私の目の前に出されたもの。

上州牛と下仁田ネギのすきやき!!!!
「はじめまして。ぎんこです。
よろしくお願いします。」


下仁田ネギに出会う

義父母への挨拶なのか、上州牛と下仁田ネギへの
挨拶かは、今となってはもう定かではないが、
上州牛と下仁田ネギは、最高にうまかった。
下仁田ネギは、上州牛と同じくらい、
めちゃくちゃ甘かった。
ネギが甘いなんて、トロトロになるなんて!
本当にびっくりして。緊張していたにも、
かかわらず
「下仁田ネギ美味しいです。こんなネギ食べたことないです。
本当においしいです。甘いです。」とネギを一口食べるたび
興奮する私の誉め言葉に、
上機嫌になった義父母。
たぶん、私自体の印象も、
「ネギを異常なほど誉める、
純朴な素直なお嬢さん」という
素晴らしき印象になったことは間違いない。
ありがとう、下仁田ネギよ。
後から聞いた話、義母は料理が苦手らしく、
頑張って作ったすきやきを、
ものすごく誉めてもらって(実際はネギなのだけど)義母もうれしかったのだと。
結婚した今も、毎冬、
お母さんは下仁田ネギを
送ってくれるので、
たぶん私と下仁田ネギの印象は
相当強いものだったのだろう。


もし、下仁田ネギを食べたことがないのであれば
絶対、この冬食べるべき。今年はネギが高騰すると
いうが、それでも絶対食べてほしい。
すきやきがおすすめですが、焼いて食べるだけで最高よ。
ホイル焼きやレンチンもいいね。
チーズと多めのマヨに七味で
ハイボールにあうし、
しょうゆとかつおぶしで、日本酒でマリアージュも良き。
あんなに甘いネギは、ないよ。

それからというもの、少しだけネギへの
抵抗がなくなった。でも、なかなかネギを自分で
買って料理をするというところまでいかなかった。
次のネギに、はまるまでは。

幸楽苑のネギにはまる

食べたことあります?
コスパの良いラーメンのチェーン店です。
幸楽苑の白髪ネギ!
めちゃくちゃ美味しい。
本来のネギの味なのだけど
これを食べ
ネギ美味しい。白髪ネギのシャキシャキ感と
ラー油が合うと感じた。
私のおすすめは、塩ネギラーメンに
さらにネギをトッピングする!これです。
家で、白髪ネギを作ったけど、幸楽苑のようには
うまくいかないんですよね。
なぜだろう。。

幸楽苑のネギラーメンに、はまった後は、
家でもネギを買うようになりました。
お味噌汁やお鍋に入れたりしてます。
九条ネギでネギ焼きを作ってみたり。

今日は田所商店で、肉ネギをトッピングして
味噌ラーメンを食べてきました。


美味しかった~~

大人になったから、ネギが好きになったのか
それとも嗜好が変わったからネギが好きになったのか。

私は、今、ネギが大好きだ。

まぁ、私の子供は、
「ネギを入れるな」と今日も怒っていますが。

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