見出し画像

娘の千春


今回紹介するお話

「生まれてから一度も外に出ることができなかった7歳の娘が亡くなった」

今回紹介するのは、亡くなった娘に対しての思いを綴った女性の投稿です。
※投稿時期は確認出来ませんでした。

このお話を元にしたYouTube動画がありましたので、併せて紹介していきます。

投稿内容

娘の千春が逝ってから、もうすぐ1年。

千の春を迎えられる位長生きして欲しいという願いを込めて名をつけたのに、あの子はたった7つの春しか迎えられなかった。

先天性の免疫不全症候群で、生まれてから一度も病室の外に出ることはなかった。

「いつになったらお外へ出れるの?」

悲しそうに呟くあの子の姿が今も目に焼き付いている。結局、生あるうちにその願いは叶えられないまま終わった。

小さな身体で懸命に、最後まで、生きることを諦めなかった千春。闘って、闘って、闘い抜いた千春。とうとう力を使い果たして、眠るように逝った千春。

「よく頑張ったね、えらいぞ、1等賞だ。だからね、もういいからね、おやすみ」

主治医の先生が看取った時に、優しく千春の頭を撫でながらそう言って泣いていた。私は主人と一緒に泣きながら、そんな先生に何度も何度も頭を下げた。

小さかった千春をもっと小さな一握りの灰と骨にして、海と山に撒きました。外の世界に焦がれ続けていた千春を、また狭くて暗い墓の下に閉じ込めたくなかったので。

千春、千春、今あなたはどこにいるの?
空? 海? 山? 幸せでいる?

今はまだ、あなたのことを思い出すと涙があふれて止まらないよ。おかあさんの娘に生まれてくれてありがとうね。またいつか会おうね。

YouTube

このお話を元に作られた動画がいくつかありましたので、
一部を紹介します。
※ご紹介する以外にも動画はあるようです。

(2ch)ひまつぶしチャンネル『LAN』

/ゆっくりが語る1分で泣ける2ch

思い出のゆっくり2ch

さいごに

私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。

しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している画像は いらすとや 様、みんちりえ様から頂きました。

最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?