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十日町市でのかき氷ワークショップまとめ

2018年の大地の芸術祭、私がキナーレの作品の中で40日間かき氷を販売している時に出会い繋がりを持ったキナーレすぐ近くにある粉布カフェさん。
そこの子供達と一緒にかき氷を通したお店の宣伝活動を行った。
キナーレでお世話になっているお姉さんやお店に顔を出してくれた方々に直接チラシを手渡し、お店に遊びに来てもらえるようお願い周りをしてきた。
その時はとてもシャイでお店のチラシ配りを行うにも姉妹は引っ付き合ってとても恥ずかしがっていたけれど、やりたいという強い想いがあったおかげで普段は経験しないチラシを大人に手渡すことも、そしてかき氷を振舞うことも出来た。
2018年のかき氷活動の様子。

天候にも恵まれ、多くの大人の優しさに支えられて無事に終了した。
氷も使い切り、振る舞いは大成功に終わった。
子供達の活動を振り返り楽しかったという感想をもらい、これは来年も楽しく活動できる内容であればいけるかもしれないなぁとちょっとした手応えを感じた。


2019年
今年もやってみない?という質問に対して姉妹からは「やりたい」という回答。

自分達でどういうことをやりたいか、どんなことをかき氷を通してやってみたいかを他の地域の活動事例を一緒に見ながら考えた。
今回は「友達と作りたい」という一つのテーマが出来た。
友達を誘ってかき氷シロップを作って、かき氷を出してみることを一つの目標にプロジェクトは動き出した。

まずは姉妹とそのご家族だけで5月にかき氷ワークショップを体験。
友達にかき氷の魅力を伝えてもらえるようになってくれれば良いなぁと。

様々な材料でシロップを作ったら、子供達の作ったキウイが一番美味しかった。自分の作った物を美味しいと受け入れてもらえるという事が、幾重にも自己肯定感を高めるという経験則がこのあたりで確信に変わってきたなぁ。
また、佐藤悠氏と進めている茨城県でのかき氷イベントの写真を見て、ゆるキャラを自発的に作ったり、かき氷にいくらまでなら出せるか?という疑問についても学校内でアンケートを取りマーケティングを行ってくれた。


7月 実際に好きな人を呼んでやろうということで、お友達を呼んできてもらいかき氷イベントの話し合い。かき氷を食べながらまったり行う。
ご家族にもこの活動の意義や意図について話を行い協力を頂きました。
はっきり言うと、現代の子供達は習い事やイベントなどでとても忙しい。
そんな中、ギリギリの時間の中でなんとか友達とかき氷を出すという想いが実現出来たのは、子供達のやる気と親の方々のご理解に尽きますm(__)m

7月 本番当日の朝8時に集まりかき氷シロップを作り、自作のシロップを粉布カフェのイベントでやってくる方々にお出しした。
子供達は事前にシロップの作り方を調査してきたこともありレベルの高いシロップが多く、本格的な味わい。
家庭科の調理実習のように楽しそうに作る。他のシロップを食べながら美味しい美味しくないという個人の意見が飛び交うが、自分が美味しいと思う味が一番大事という話で、好きなように作ってもらう。



午前10時、子供達だけのかき氷屋さん開店

昨年からかき氷を作っている姉妹を中心に年上の女子がチームで連携しかき氷を作りお出しする。そのお手伝いに年下のチームも動く。
特に何にも指示をしていないのですがキチンと動けているのは学校でしっかりと人や組織的な関わりが出来ているからだろうなぁと思いました。
特にかき氷を頼んだ人から何がオススメかを聞かれても、自分達で実際に食べた経験を伝えることが出来ていたのは対話的なコミュニケーションだなぁと。
かき氷をもらった方からシロップが少ないからもっと掛けて欲しいという声もあり追いソース。子供達の模擬店という試験的な場であることに対してご理解頂いたこともあり、なごやか。

小さい子もかき氷機を回してお手伝い。
後半は年下チームがお姉さんの真似をしながら自分達でかき氷をお出していました。

天気も良くなり品切れも。
私は一切何も言わなかったのですが、品切れになったシロップは線が引かれ、練乳シロップもメニューに追加されていて自分たちのお店という感覚を持って動いていたなぁと。
これはもう大人がいなくてもお店を任せられます。
12時に氷がなくなり、40名近くの方にかき氷を食べてもらって、
お店は大成功に終わる。

たった一度の機会ですが、模擬店による様々な機会と関わりを通して子供達の真剣な表情や笑顔がありました。
普段経験しない社会性を少しでも得られるきっかけになれば良いなぁと思う訳で。

また、今回は天気も良くそして早い段階で品切れで終える事が出来たので達成感も含めてとても良いタイミングでした。

そして活動への募金を募ったところ3777円も集まりました。
今後の子供達の活動の幅が広がります。


来年はどんなステップアップした活動が出来るか、楽しみです。
子供達は全員無事に、そして良い形で終わる事が出来ました。
関わって頂いたすべての方々に感謝いたします。

2019年、流行りのタピオカでかき氷。来年は何を作っているでしょう?



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